みなさんこんにちは。先日主人と一緒に胃の内視鏡検査に行ってきました。その時に主人から聞いた話を書いてみたいと思います。
みなさん内視鏡はご存じですよね。1㎝くらいのぐにゃぐにゃしたゴム(?)の筒(?)を口から入れておなかの中を見回すというあれです。みなさんの中にも飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、あれって慣れないと結構大変みたいですね。私はそうでもないですが主人は生まれつき喉が弱いのか、なかなか内視鏡が通らず苦労したそうです。
主人が言うには今から20年前くらいに飲んだことがあるそうです・・・先ほどから飲む飲むと書いていますが、内視鏡検査というのはゴムの筒を口から入れますが、それは単に「入れ」ようとすると絶対に入りません。お医者さんから「飲み込んでください」と言われたのですが、その通りにやればあまり苦労せず喉を通り過ぎていきました。でも主人はそうではなかったようでした・・・。20年前は内視鏡検査の1時間くらい前に肩のところ(だと思うと言っていました)に何やら注射をされて、その後、錠剤を飲まされて1時間待って、検査直前に喉にスプレーを吹き付けられてやっと検査が始まったと言っていました。それでも主人は異物が喉をとおるという恐怖と実際の苦痛に耐えられず身を固くして「ウゲ、ウゴ」とやったそうです(お食事中の方ごめんなさい)。ゴムの筒が喉をとおった後も苦しくて苦しくてたまらなかったそうです。それはそうですよね、喉は閉じているのが当たり前ですのに変なものがつっかかって閉じなくなって、そのつっかかり方が「ウゲ、ウゴ」となる、ちょうどいいところにつっかかっているわけですから。ふだん、めったなことでは涙を出さない主人ですが、その時ばかりは涙が止まらなかったそうです・・・「涙を出さない」のは少し意味が違いますが(笑)。検査が終わってゴムの筒を出すときも苦しかったと言っていました。
ところが今回は検査前の注射はなし、錠剤もなし、スプレーはありましたが、風邪用の喉スプレーと同じくらいの量をササッと吹きかけるだけで20年前とは大違いで驚いたと言っていました。あ、私は毎年内視鏡検査をやっているためある意味慣れていますが、今回主人は初めての検査ですので検査前の儀式・・・準備が簡単になったなんてことは知りませんでした。
そして主人が何より驚いたのは喉を通る時の苦痛が大幅に軽減されていたことです・・・大袈裟ではなく「あれ?こんなのでいいの?」と思ったと言っていました。20年前は検査前の何段階もの儀式を終えても「ウゲ、ウゴ」は避けることができず、そして大量の涙とよだれにまみれて(本当にお食事中の方ごめんなさい)やっと喉を通過できていたものが、今どきの内視鏡検査は「はい、とおりますよ。飲み込んでください。力抜いて」の声の通りやったらすんなりと入ったそうです。ただまあ、異物が喉にいるのは20年前も今も変わりませんので、多少「ウゲ、ウゴ」はあったと言っていましたが、それでも苦痛というよりは体の反応といった感じで「なんとかしてくれ!」とまではならなかったそうです。
ひととおり検査が終わって喉から筒が抜ける時も特に痛みも苦痛もなく、「スーッ」と抜けていったためそこのところも驚いたと言っていました。検査の結果も問題なかったこともあり、主人は「内視鏡検査なんて大したことないな」と言っていました。はい、今回は今どきの内視鏡検査はとても楽にできるようになったというお話でした。
・・・いえいえ、終わる前にもう少しだけ。20年前の忌まわしい記憶がある主人ですので検査前はずっと「嫌だな」を繰り返していました。そんな忌まわしい記憶がある主人がどうして内視鏡検査を受ける決意をしたかについても書いておきます。
主人が会社員の時に会社の定期健康診断を受ける際は、必ずレントゲン検査にしてもらっていたそうです。あのイチゴ味のバリウムを飲むやつです。やはり20年前の忌まわしい記憶のためだったそうです。ところが昨年バリウムでレントゲン検査をした際に下剤の飲み方を誤ったためか、「もう大丈夫だろう」と水分補給を怠ったためかバリウムがカチコチに固まってしまい、外に出すのにとてもとても苦労したそうです。この場で文字にできないくらいの苦労をしたそうです(お食事中の方本当に本当にごめんなさい)。それもあって、今回は絶対に「内視鏡検査がいい」と言っていました。
バリウム飲んで下剤飲んでと少しの苦労の内視鏡検査、みなさんはどちらを選びますか?
はい、それでは次回も乞うご期待です。さようなら。