みなさんこんにちは。本日(10月27日)は10月15日に公示された第50回衆議院議員総選挙の投票日ですね(今週号は10月27日に書きました)。18歳以上のみなさん、投票には行かれましたか?私が言うのもなんかおかしいですが、まだ投票に行っていない方は、ぜひ行ってみなさんの思いを候補者の方に託しましょう。みなさんの思いを日本の政治に届けましょう。誰に投票するとかどんな政策を良しとするのかとか、そういうことはみなさんご自身でお決めになることですので私は何も言いませんが、投票に行かないと、選挙に参加しないとみなさんの声は政治に届きません。投票に行きましょう。・・・うーん、私は国の回し者でもどこかの政党の回し者でも特定の立候補者の回し者でも何でもありません。ただ、若いころと比べて日本の国がどうなっているのか、どうなっていくのかということについて関心が出てきたためこんなことを書いています。選挙への投票でみなさんの思いを国に届けましょう!
ところで、みなさん何かアイデアを出す時とかどんな工夫をしていますか?例えば、仕事で行き詰ってしまいそれを打開するために「どうしよう」と悩んでいる時とか、或いは仕事以外でも、何かに取り組んでいてどうしてもうまくいかないときに「うーん、どうすれば出来るんだろう」とかいろいろあると思うのですが、そんな時どうやってアイデアを出していますか?アイデアを出すためにどんなことをしていますか?ということで今回は、アイデア出しや悩みごとの解決にひょっとして役に立つかもしれないことを書きたいと思います。
アイデア出しの工夫というと一番に考えられるのは、やっぱりブレスト、ブレーンストーミングですよね。「脳(Brain)」と「嵐(Storming)」という2つの語源からなるブレーンストーミングです。その課題を解決するアイデアを出すために、複数の人が多くの意見を出し合って・・他の人はその意見を否定しないという大切なルールがありますが・・とにかく意見を出し合って、自由に意見を出し合って、そして出てきたアイデアを整理して、くっつけたり、まとめたり、課題を解決できるであろうアイデアにたどり着けるように持っていくという、あのブレーンストーミングですよね。はいはい、私もよくやりました。これは本当に不思議なのですが、多くの場合は、100点ではないにしろ、何がしかの答えに辿り着かせてくれます。良い手法だと思います。ただ、これの難点は一人ではできないところです。ブレストは多くのアイデアを自分だけでなく複数の人で出し合わないと意味がないため一人ではできません。一人だけでアイデア出しをする場合は別の方法を考えなければなりません。
ここで少しだけ話が逸れますがご容赦を。ずっと前の話です。当時私は解決しなければならない課題に直面していました。それも多くの時間を費やすことができない状態でした。普通だったら時間をかけてブレストや課題解決のために会議を開いて、複数でその課題に取り組んだと思います。ですが、時間がありませんでした。その時は本当に困りました。焦りましたし困りましたし、少しパニック気味になっていたかもしれません。でも冷静になって、どうすればこの局面を打開できるか・・表現が少々大袈裟ですが、当人(私)は本当にそんな感じで切羽詰まっていました・・どうすれば最適解に辿り着けんだろうと考えていました。すると頭の中に浮かんできたのが「一人でブレスト?」でした。
改めて書くまでもありませんが、ブレストというのは複数でアイデア出しを行うのが当たり前です、一人では出来るわけがありません。・・・と、私自身も思っていました。でもちょっと待ってくださいね。自分一人だけでも自分の頭の中に複数の人にいてもらえば複数の人と一緒にいることになります。ということは一人でブレストが出来てしまいます。そのことが直感的に頭の中に過ぎりました。とにかく時間がありませんのでやってみることにしました。
やり方はこうです。ブレストの基本である「複数の人によってアイデアを出しまくる。突拍子でもないことでもアイデアを出しまくる。アイデアに対して否定をしない」を一人でやるために、当時使っていなかったB5のコピー用紙(その当時お役所の文書がB5からA4に変わったため会社の用紙もA4に変更され、B5サイズのコピー用紙が余っていました)をたくさん会議室に持ってきて1つのアイデアを1枚のB5コピー用紙に書いていきました。会議室には私一人だけですので、複数の人に登場してもらうために、頭の中に後輩の○○さん、同僚の△△さん、上司の□□さん、もっと上司の◇◇さんをイメージしました。とりあえずイメージしました。実際に一人ブレストをやっているうちに、その人たちのイメージは薄れて、無くなってしまったのですが、最初に自分(私)とは違う人をイメージすることで普段私では出てこないアイデアが出てくるかもしれないという思いでやってみました。
結果は、100%望んでいた通りにはなりませんでしたが、自分一人では絶対に出てこないような、或いは時間をかけないと出てこないようなアイデアが出てきました。私はそれを一つ一つB5コピー用紙に書いていきました。時間との兼ね合いがありましたので、ある程度のところでアイデア出しはやめて、出てきたアイデアを整理していきました。使えるもの使えないものをグループ化して、使えるものはより具体的にするためにまたグループ化していきました。そして最後に具体的にしたアイデアを資料化するための準備もやりました。・・・とりあえず何とか出来ました。何とか恰好が付きました。期限までに課題解決のためのアイデアを資料化することができました。100点ではないと思いますが、何とか出来ました。
と、これは集中してやる場合のことで、ブレストとかKJ法(情報やアイデアを効率的に整理するための手法)とかの有効なメソッドを使ったやり方なのですが、先に書いた「悩んでいる」ことへのアクションとしてはあまりそぐわないですよね。悩みというのは「どうしよう」と悩んでいるわけですから、例え一人であっても会議を開いて解決しようなんて思いませんよね。それをどうにか出来ないかということで、私の中で出てきた答えが「風呂、トイレ・・・夢の中」です。
よくテレビや本を読んでいると「夢の中で閃いた」とか「夢の中でヒントが浮かんできた」というのを見聞きします。これはこれでありなのですが、私の場合は夢の中だけでなく、トイレとか風呂(シャワーもあり)で「あ!そうか!」と閃く、というか思いつくことがあります。それまで悩んでいたことが閃いたアイデアのおかげで本当に解決します(しました)。解決したことは一度や二度ではありません。大きなこと小さなこと合せると結構な回数、奥さんに「おい、さっき風呂で思いついたんだけど、あの事はこんな風にやればいいと思うぞ」といった記憶があります。そしてそれはまずまずの解決策でした。
ではなぜ夢の中だけでなく、風呂やトイレでアイデアが浮かんでくるいのでしょうか、閃くのでしょうか。・・・それは・・・、多分ですが、私が意識の内と外でその解決したいことをずっと考えているからなのではないかと思います。意識の内というのは意識して「どうやれば解決できるだろう」と集中して考えていることの事で、意識の外というのは無意識で、というかあまり真剣に考えないで「何とかならないかな」とフンワリと思っているということを指しています。意識の内で考える時は「うーん・・・どうやって」と悩みますが、他の忙しいことに押しやられてすぐに忘れてしまいます。が、意識の外では「まあいいか、何とかならないか考えてみよう」とその気持ちだけは持っています。つまり解決したいことを常に意識の内と外で考えているからなのではないかなと思います。ちょっと自信はありませんが、自分なりに考えてみるとそういうことになっていると思います。これが万人に当てはまるかというと、わかりません。ただ、思い続けているといつかは道は開かれていくというもの正しいのではないかと思います。みなさんも何か悩んでいるときには意識の内と外で考えてみるのもいいかもしれませんね。
はい、今回は何か壁に当ったら、一生懸命考えることとあんまり考えないことの二つをやってみてはいかがでしょうかというお話でした・・・たぶん。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。