2024年2月12日週:乗り物の肘掛けは誰のもの?

 みなさんこんにちは。なぜか健康ネタが3回続いてしまいましたので今回は全く違うことを書いてみたいと思います。といってもいつものように主人に聞いた話を書いているだけなのですが()

 という事で今回は何年か前に主人が出張で飛行機に乗った時に起こった出来事について二人で会話をしてみましたのでそのことを書きたいと思います。

 

◆某月某日 ・・・ ちょっと西村京太郎さんの旅行サスペンス小説っぽいですがご勘弁を()

 主人は伊丹空港発新千歳空港行きのANA771便の40列目のC(三列席の通路側)に座っていたそうです。窓側のA席には学生風のおとなしそうな感じの男の子が座っていて、真ん中のB席には出発間際ギリギリに乗り込んできた中国人の小さい女性が座っていたそうです。なぜ主人にその女性が中国の方だとわかったかというと、雰囲気が日本人っぽくなかったこと、挙動が怪しかったこと、そして別の席に座っていた小学生くらいの女の子が中国語で早口に話しかけていたからだそうです。

◆社長椅子

 その中国人の女性は着席後しばらくは荷物を膝に抱いて、肩もすぼめて、足も閉じてたそうですが、荷物を前席の下に置いたと思ったら、足を開いて両肘を肘掛けにもたれさせて、まるで社長椅子に座っている感じで座り始めたそうです。女性の右側、つまり主人の側はまだ少しだけでしたが、女性の左側、窓側にはその女性の肘が10センチ近くもはみ出していたそうです。そして、ぐーぐーと鼾をかかんばかりに気持ちよさそうに眠りに落ちていったそうです。

 可哀想に、A席の学生風のおとなしそうな男の子はその女性の肘に押されて肩をすぼめて、少し戸惑ったように、でも我慢してじっと座っていたそうです。

皆さん、これってどう思います?

◆誰のもの

 主人は、「肘掛けというのは両側に座った人それぞれに肘を置く権利があると思うぞ。でも飛行機にしても新幹線にしても肘掛けというのはとても狭くて、せいぜい5センチ程しかないからな。そんな狭い所に両側から競い合って肘を置いたら、って置けるわけないよな」と言うのです。そして「だから肘掛けというのは、隣に誰かが座っている時には使ってはいけないと思うぞ。肘は置かないで肘掛けの内側に腕とか肘を収めておくべきだと思うんだけどな」。そして続けて「お互いが相手を思いやり、少しずつ遠慮しあえば、車内で気持ちよく過ごせると思うんだけど・・・。それを片側の人だけが『あなたが肘掛けを使わないのならば私が使うわね』と隣の席にまではみ出すように大きなスペースをとるのは、やっぱり良くないと思うぞ。お前はどう思う」と。

◆主人の考え・・・私も同感

 日本には「謙譲の美徳」という言葉があります。一部にはこれを否定する声もあるようですが、主人はそうは思っていないと言っていました。私も主人に同感です。この言葉は日本人が誰しも持っている「日本人の心」だと思うのです。小さい頃から当たり前に感じたものだと思います。もちろん中国人の方や韓国人の方にはわからないことだと思います・・・あれ?今回主人の隣に座ったのは中国人の方でした。わからなくても当然かもしれませんね。うーん、でもなんか主人はもやもやした気持ちに包まれていると言っていました。

・ ・ ・

 ということで、主人と私の「肘掛けは誰もの」に関する議論は「日本人同士が横に座った時にはお互いに気を遣い合って、肘掛けは使うのは遠慮をしよう」ということになりました。ただ、隣に外国の方が座った場合は臨機応変に対応しましょうということでした(笑)

 あ、因みにこれと同じシリーズで「隣席に人が座っているときに、足はどこまで開いていいの」というのもありますが、くどくなりますのでやめておきましょう()

 

はい。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。
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