2024年8月12日週:不思議な出来事・・虫の知らせ

 みなさんこんにちは。

 先週も書きましたが、盛り上がっていますね、2024パリオリンピック。しかも日本の選手たちの活躍が素晴らしいですね。前回の東京オリンピックでは金メダル27個、メダル総数は54個だったそうです。これは自国開催のため参加者数も多くて比較するのはちょっと・・ですが、今回のパリオリンピックでは810日終了時点で金メダル18個、メダル総数43個と、東京オリンピックの数には及びませんが、外国開催でのオリンピックメダル獲得数はそれまで一番獲得数が多かったアテネ大会の金16、メダル総数37を大きく超えています。凄いですよね。

 ずっと以前はオリンピックで日本人が金メダルを取るというのは、天と地がひっくり返るほどの物凄いことだったと思うのですが、最近は柔道で金、レスリングで金、体操で金、スケボーで金、フェンシングで金、ブレイキンで金、陸上で金と色々な種目で金メダル獲得者が出ています。やっぱり、少しずつ少しずつ努力を重ねてこられた結果なのでしょうね。素晴らしいです。個人的にはバレーボール、バスケットやサッカーといったチームで行うスポーツで金を取ってくれなかったのはほんの少し残念ではありますが、みなさん一生懸命頑張っておられますし、メダルは取れなくても一生懸命の姿を見せてくれました。これはこれで良かったです。天晴れ!!

 オリンピックは12日に閉会式が行われますが、気が付くと日本ではお盆の時期になりました。お盆には亡くなったご先祖さんが里帰りをするそうです。そのため、お墓や仏壇を普段より念入りに掃除して。ご先祖さんが気持ちよく帰ってこられるようにするわけです。そして、家族が集まって、帰ってきているご先祖さんの話をしたり、酒を飲んだりしてみんなで過ごすんですね。

 

 

 私、この時期になると毎年思い出す不思議な出来事があります。それは、今から7年前に私の父親が亡くなった時のことです。今から考えても本当に不思議です。ちょっと読んでみてください。

 

 当時私の父は脳梗塞を患ってしまい、起き上がることも一人でご飯を食べることもトイレに行くことも何もかもできなくなってしまっていました。そのため専門の、完全看護(介護?)の病院に入院していました。母(今も元気です)が毎日、もしくは数日おきに面会に行ってちょっとした面倒をみたり、洗濯物の交換をやっていました。単身赴任で大阪に行っていた私は金曜日に帰省して日曜日の夕方に単身赴任先の大阪に戻るという週末実家暮らしをしていました。父が脳梗塞を患ってから3年は経っていましたので、元気な時から比べると多少痩せてはいましたが容態は安定していて普通に入院生活を送っていました。

 

 その日(土曜日)は、お盆の後始末や旅行で出来なかった筋トレをやって少々疲れていました。でも、翌朝(日曜日)の学会の集まりのため、夕方から大阪に向かっていました。午後4時頃に愛車で自宅を出発し大阪に向けて30分ほど走った頃でした。運転しながらふと足元を見ると右の太ももの上に、種類はよくわかりませんが 大きな蜂(1.5cm)が動いていました。ずっと以前に田舎のおじさんから「蜂が車の中に入ってきても何もしなかったら刺されない」と聞いていたため安心しており特には何もしませんでした。ところが、その蜂がどこかに行ったなと思ったら左の脛の外側に「ヂクリッ」と痛みを感じました。「ゲゲ!刺された!」と車を路肩に停めて蜂を探したら、運転席の左足があった付近で私の足を刺したと思しき黒い蜂がブンブンというか床でズルズルしていました。急いでスリッパで蜂を退治し外に放り出しました。

 

 ちょっと話は変わりますが、高校生の時にアシナガバチに刺されたことがありました。それはそれはものすごく痛くて、刺されところも物凄く腫れました。その時の恐怖が蘇りました。その恐怖は痛みだけでなくアナフィラキシーショックへの恐怖も襲ってきました。アナフィラキシーショックは自分ではどうしようもないですからね。刺された場所が腫れるだけでなく下手をすると呼吸困難に陥ることもあります。それはそれは怖い状態です。で、その時私は引き返して治療をするかどうか迷ったのですが、翌日の学会が気になったためそのまま大阪に行くことにしました。ただ、その蜂に対する、蜂がさしたことによるアナフィラキシーショックに対する恐怖もあったため家内に電話をして蜂の種類を調べてもらいました。が、結局よくわかりませんでした。

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 その後、1時間ほど経ってからですから・・恐らく午後530分くらいだと思います・・。家内から電話で「お父さんの様態が急変した、病院からすぐ来てくれって連絡があった」と。でもその時私は高速道路を走っていたため引き返すこともできず、そのまま走り続けていました。恐らく、頭が混乱していてどうすべきかわかっていなかったのだと思います。しばらくしてから・・といっても家内の電話から5分か10分しか経っていませんが・・高速道路を降りて鳥取に向け引き返していました。するとまた家内から電話で「お父さん、 駄目だった・・・」。午後548分でした。

 

 その後は、車を運転しながら父の妹、母の弟、親戚と色んなところに連絡をして家に着いたのは午後8時少し前でした。その時家内に聞いたのは「お母さんも私も、お父さんの最期に間に合わなかった」でした。家内が病院から連絡をもらったあといろいろ準備をしていて家を出たのは電話があってから20分も経ってからだったそうです。母と家内が病院に着いたときはほんのタッチの差で間に合わなかったそうです。

 その時私はふと思いました。「私の足を刺した蜂はこのことを伝えてくれようとしたのかもしれない」と。あの時引き返していたら、そして実家で治療をしていたら病院から連絡があった時にすぐに病院に向かうことができ、父の最期に間に合ったかもしれないと。

 

 蜂に刺された足は全くなんともなく、アナフィラキシーショックどころか、腫れもなく痛みもすぐになくなり、全く何ともなくなってしまいました。やはり、あの蜂はそうだったのかもしれません。「虫の知らせ」というのがありますが、この場合の虫というのは人の中に元々住んでいる虫(三尸・・さんしといわれるそうです)の事で、まあ、第六感でできている虫ということだと思います。その第六感というのは頭の中や心の中に「ん?」とか「あれ?」という感じで教えてくれるものだと思うのですが、私の場合本当の虫が知らせに来てくれました。本当に不思議な出来事でした。

 

 はい、今回は夏らしく少し寒くなるようなお話でした。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。

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