2025年11月17日週:大谷翔平選手の給料は高いのか

 みなさんこんにちは。凄いですね、大谷翔平選手。今年もアメリカ大リーグのMVPを受賞だそうですね。当たり前すぎてあまり感動がなくなったかもしれませんが、これって物凄いことだそうなのですよね。私自身よくわかっていませんが、まずMVPを受賞すること自体が大変なことだそうなのです。・・・あれ?「大谷翔平選手がMVP受賞!、凄い」と話題になっていますが、このMVPって何なのでしょうか。MostValuablePlayerの略であることは知っているのですが、これを直訳すると最も、価値のある、選手、です。でもこれって何だろうと思ってしまいますよね。そこでちょっと調べてみました。

 この賞はアメリカの野球界で最も名誉のある賞だそうです。その年で一番価値がある選手を選出するのだそうですが、ただ単に「活躍した選手」というだけでなく、打率、ホームラン数、打点、防御率などの成績が優秀でないとだめだそうです。でもそれだけでなく、チームへの貢献度も評価軸に入っているそうです。その選手がチームにどのくらいの影響を与えたか、優勝するしないにかかわらずチームに対してプラスの影響を与えたということも重要だそうです。それとリーダーシップについても評価されるそうです。ピッチャーや野手として、その選手がどれだけチームをけん引していったかというところも重視されるそうです。
 この賞がどれだけすごいかというとその受賞者を見ればわかりやすいかもしれません。ベーブルースさんが受賞しています。野球を知らない人でも、アメリカの大リーグを知らない人でも名前くらいは知っていると思います。あの有名なベーブルースさんです。あとはハンクアーロンさんもいます。755号のホームランを打ってその当時の世界記録を持っていた方です。日本の王貞治さんが756号を打って世界記録を打ち立てた時に「ハンクアーロンの記録を破って日本の王が世界一になりました!」とアナウンサーさんが大きな声で言っていたのを思い出します。最近ではバリーボンズさんもいます。この方は大リーグをよくご存じない方はあまり馴染みがないかもしれませんが、なんと7回もMVPを受賞したことがあるそうです。しかも1シーズン73本というホームランは大リーグ記録だそうです。大谷翔平選手の所属するナショナルリーグの2025年ホームラン記録はフィラデルフィアフィリーズのカイル シュワーバー選手の56本(大谷翔平選手は55本)ですのでその凄さが分かりますよね。因みに「MVPを受賞するといったいいくら賞金が貰えるのだろう」と考える方も少なくないと思います。MVPには公式な賞金というのは決まっていないそうです。ボーナス的に契約金に加算されるような話もあるようですが、公式にはきまっていないそうです。つまり、本当の名誉賞なのだそうです。お金ではなく、お金よりも価値のある賞として最も価値のある選手を選ぶということですね。だからこれだけ話題になるんですね。やはり物凄い賞だということです。

 その物凄い賞を我らが大谷翔平選手が今年も受賞しました、4回目の受賞です。しかも満票(投票者全員が1位を大谷翔平選手に投票)で、しかも4回受賞して4回とも満票です。4回の受賞というのは先ほど書いたバリーボンズさんの7回に続く単独2位の記録だそうです。それだけではありません。今回の受賞は昨年に続き満票での受賞は4回目ですが、4回の満票受賞は史上初だそうです。まだあります。大谷翔平選手はアメリカンリーグのロサンジェルスエンジェルスにいた時も2回MVPを受賞していますので、ナショナルリーグのロサンジェルス ドジャースで昨年、今年と2回受賞でアメリカンリーグ、ナショナルリーグの両方のリーグで複数回受賞したことになります。これはベーブルースもハンクアーロンもバリーボンズも成しえなかった史上初の快挙だそうです。本当にすごいですよね。

 大谷選手がエンジェルスからドジャースに移籍した際の契約金は10年で7億ドルだそうです。日本円だと・・為替相場は上がったり下がったりで結構面倒ですが、ざっくり1ドル150円(今は154円くらいですが)で計算すると10年で1,050億円です。桁が多すぎてピンときませんが、日本人のサラリーマンの平均的な生涯収入が約2億2千万円程度と言われていますので、日本人のサラリーマンが477人が生涯働いて貰う給料を10年間で貰うそうです。・・・そうか、10年ではなく1年で考えればわかりやすいですよね。大谷選手は1年で日本人サラリーマン47人の生涯分以上の稼ぎがあるということです。物凄いですよね。
 でもですよ、この1,000億円以上の給料(本当は契約金ですが分かりやすく給料と書きます)が、妥当なのかそれともそうではないのか、高いか安いかも含めてと考えたら・・・誰も「高すぎる」とは言わないのではないかと思います。まあ、私たち一般市民(岩美町民ですが・・)からしたら額が物凄く大き過ぎてピンと来ていないだけかもしれませんが、「これだけ活躍しているのだから、給料は高くてもいいんじゃないのかな」と思うのではないかと思います。私はそう思いました。
 因みに、ロサンゼルスドジャースは大谷翔平選手が加入したことにより、1シーズンウン千億円以上の経済効果があったと言われています。具体的に「これとこれがいくらで、それがいくらで」とは書きませんが、ホームゲーム1試合あたりの売上が大きく伸びたり、グッズ販売数・額が増えたり、テレビの放映権料が上がったりと球団価値が23%も上がっているという数字もあったりするそうです。これを見ても10年で1,050億円、1年で105億円の給料が高いなんて誰も思わないですし、言わないですよね。・・ちょっとだけ話が戻りますが、ロサンジェルスドジャースは大谷選手が加入したことにより(それだけではないかもしれませんが)、年間のチケット売り上げは500億円を超えているそうです。あと、グッズ販売額も580億円を超えているそうです。グッズは大谷選手のものがとてもよく売れるそうです。やっぱり10年で1,050億円、年間105億円の給料は高くないかもしれません。・・・いや、私の中では高いどころか安いのではないかな?と思い始めてきました。経済効果というお金だけでなく、ロサンゼルスドジャースは大谷選手が加入しなければ2年連続リーグチャンピオンになれなかったかもしれませんし、2年連続ワールドシリーズチャンピオンになれなかったかもしれません。それと、大谷選手が加入しなければ多くの日本人ファンが応援してくれなかったかもしれません。一般のファンだけではありません。NHKでは以前BSでアメリカのPGAゴルフ中継をやっていましたが、今は大リーグの中継に変わりました。ポストシーズン(優勝とか決めるやつ)では地上波でもやっていました。中継権料は124億円くらいだそうですが、そのうち大谷選手が出る試合の分で87億円だそうです。つまり、一般のファンだけでなくNHKという公共放送もファンになったということなのではないかと思います(・・NHKは視聴率が上がるであろうことを考えてのことだと思いますのでそこまでは言い過ぎかな(笑))。
 いずれにしても、大谷選手は物凄い選手でその選手のおかげでロサンゼルスドジャースの価値が上がって、それだけでなく、アメリカ大リーグの日本人ファンが増えて、大リーグだけでないそのほかの経済効果もたくさんあるということですので、10年で1,050億円という給料は決して高いものではなく、かえって安いのではないかと思います。

 あ、そうそう、大谷選手はこの給料のうち今は1年に200万ドルを貰っているそうです(残りは10年後に1年ずつに分けて貰うそうです)。日本円ではざっくり3億円ですね。この額はアメリカ大リーグの超一流選手の中では物凄く低いと思います。でもこれ、結果的には税金対策等で大谷選手にとってお得だそうです。チャッカリしてますね(笑)。そういうところもいいと思います

 はい、大谷翔平選手の給料が高いか安いかについて考えてみました。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。

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