みなさんこんにちは。昨日も今日もいい天気です。テレビでは男子ゴルフのカシオワールドオープンと女子ゴルフのリコーカップをやっています。カシオワールドは高知のKoshi黒潮カントリーで、リコーカップは宮崎の宮崎カントリークラブで開催されています。とてもいい天気のようで選手たちは気持ちよさそうにプレーしています。私も昨日(11月29日(土))のお休みにゴルフ練習場に行って何球か打ってきました。気持ちよかったです・・・そうなんです。私、実はゴルフが大好きなんです。意外ですよね、田舎の魚屋のおっさんがゴルフ好きって。でも、「大」が付くほど好きなんです。ということで今回はテレビの中で気持ちよさそうにプレーする選手たちを観ていて、私が初めて自分でバッグを担いでゴルフ場に行ったことを思い出しました。その時のことを書いたコラムがありましたので、少し手直ししてお送りします。
◆初めてのバッグを担いでの歩きゴルフ
と書くと、「なんだそんなことか」と思われる方も多いかもしれませんが、ご存知の通り、ゴルフは通常乗用カートに乗ってやるものです・・・少なくともゴルフがこれだけ多くの市民に親しまれるようになってからはそうだと思います。もし間違っていたらごめんなさい。でも、ゴルフがこれほど多くの人に愛されるのはカートに乗って楽ちん移動できるからだと思いますので、多分そうです。
話を元に戻します。私の家は鳥取県の東のはずれにあります。みなさんもご存知の鳥取砂丘は県東部に位置しています。私の実家からも15分ほど車で走れば行くことができます。この歩きゴルフができるのはこの鳥取砂丘を見下ろす小高い丘・・・というよりも小さな山ですね、その小さな山を切り拓いて作ったと思われる鳥◯ゴルフ倶楽部というところです。ホール数は9ホールですが、インとアウトでティーイングエリアを変えて18ホールとしているちょっと変わったゴルフ場です。ちょっと変わっていますが、その昔、大正天皇がプレーをしたという話もあるようですので、由緒正しいゴルフ場です。
ここは通常のプレーは常用カートなのですが、早朝や夕刻はカートなし、つまり自分でバッグを担いで回らせてくれます。「二人以上」なんてケチなことはいいません。一人でも回らせてくれます。うちの近所のおじさんたちはゴルフをやりません。漁師のおじさんたちの中にはゴルフ好きな方もいらっしゃいますが、普段は海の上です。必然的に私は一人で回れるところでしかゴルフができません。因みに、もう一箇所一人で回らせてくれるところがあるのですが、こちらは車で50分近くかかりますので、今回は鳥◯ゴルフ倶楽部に行ってみました。あ、今まで行っていたのは車で50分の方ですが、こちらは乗用カートです。ですので今回の歩きゴルフに対する警戒感は全くありませんでした。
◆絶好のゴルフ日和
でした。その日は朝から天気が良くて風も穏やかで、まさに絶好のゴルフ日和でした。ゴルフ場に到着して1番ホールのティーイングエリアから見下ろす鳥取砂丘も最高でした。全体が金色に近い砂に覆われた鳥取砂丘、その先に見える日本海。休日ということもあってか、「馬の背」と呼ばれる、鳥取砂丘一番の名所である海抜50メートルほどの砂の丘には、小さなゴマ粒ほどの人がたくさん見えました。青い空、穏やかな風、心の中に「いやー、来てよかった」という気持ちが湧いてきました。
そうこうしているうちに自分の番が来ました。いつものようにティーアップ、いつものように軽く素振り、いつものようにボールの後ろから打ちたい方向を見たうえで、多少の緊張とともにクラブをボールにぶつけました。するとこれもいつものように「ガジ」というキャロウェイマーベリックドライバー特有の鈍い音とともにボールは前に向かってすっ飛んでいきました。私は、まずまずの当たりでフェアウェイ左のラフに行ったボールを追いかけて歩き出しました。
このホールは480ヤードのパー5です(・・・ゴルフをご存知ない方はよくわからないかもしれませんが、そこはなんとなくの、雰囲気で感じてください・・汗)。ただし、2打地点から3打地点までおそらくですが20ヤード(1ヤードは約90cm)位打ち上げのホールです。つまり、私自身もティーイングエリアより20ヤード高いところまで行かなければならないわけです。歩き出してから少しして、フェアウェイを登り出した途端?に自分の呼吸の音がハアハアと聞こえてきました。「坂を登っているのと同じだから」とそれほど気には留めませんでしたし、久しぶりに大好きなゴルフが楽しめると思ったら多少のことは平気でした。・・・と、この時は感じていました。
◆アップダウン
先にも書きましたが、このコースは山を切り拓いて作られています。従いまして、各ホールは山の地形を生かして作られています。そのためでしょうか、各ホールとも必ずアップダウン、上り下りがあります。1番ホールは20ヤードの上り、2番ホールは3ヤードの上り、3番ホールは2打地点に行くまでに10ヤード下ってそこから5ヤード上り、グリーンまではさらに5ヤード上り、3番ホールをホールアウトしたら次の4番ホールのティーイングエリアまでは20ヤードの下り、4番ホールはティーイングエリアから2打地点までは20ヤード下ってから20ヤード上り、そしてそこからグリーンまでは40ヤードくらい下ってという感じです・・・大袈裟ではなく本当にそれくらいあります・・・。4番ホールから5番ホールまでは20ヤードくらい坂道を下って、今度は20ヤード上ります。5番ホールは30ヤードの上り、6番ホールは20ヤードの下りといった感じです。以降もアップダウンがあります。
山岳コースであれば多少のアップダウンは当たり前だと思います。でも、普通はここをカートに乗って移動します。ボールを打ったらカートに乗って次の場所に移動します。ホールアウトしたらカートに乗って次のホールに移動します。一番最初に書きましたが、今回のラウンドは「バッグを担いでの歩きゴルフ」です。いくら、担いでゴルフをするために直径6インチ(通常は9インチ程度)で両肩で担げるキャディバッグを持って行ったとはいえ、クラブ数も10本に減らして軽くして行ったとはいえ、荷物になるからと水筒も車に置いて持ち物も少なくして行ったとはいえこれだけのアップダウンを、しかも18ホールも回ったら、それはそれはとても大変です。
最初の「ハアハア」だったのが「ハアハア、ハアハア」になって、そのうち「う、」とか「ヨイショ」とか「ガンバレ」とか訳の分からないことを呟いている自分がいました。でも、「乗りかかった船」というのでしょうか、それとも「最後までやりきるぞ」と思ったのでしょうか、苦しい思いをしながらなんとか最後の18番ホールをホールアウトしました。
◆ここから何を得たのか
と自分なりに考えてみました。これは単に「ゴルフを楽しもうと思ったら、山岳コースの歩きゴルフを舐めていて、回ってみたらしんどかった、苦しかった」だけでは無いのでは?と思いました。
以前このコーナーで「プロジェクト」について書いたことがあります。立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、終結という5つのプロセスを大切にしなければならないと。しかも最後の終結プロセスでは、次につながる何か、いわゆる「教訓」を残して、次をさらによくするのがプロジェクトだということを再認識しました。
で、今回の苦しかった経験から感じたのは、やっぱり「計画」プロセスは大切にしなければならないということです。計画をきちんと立てていれば、この大変さがわかったわけですので、ひょっとしたら今回の歩きゴルフには行かなかったかもしれませんし、行ったとしても18ホール全てを回るのではなく、9番ホール若しくはクラブハウスに戻って来やすい12番ホールまでで、戻ってきたかもしれません。
それとやっぱり「終結」フェーズでの教訓です。この苦しい思いをした時に、とても水分補給をしたかったのですが、先に書いた通り水筒は車に置いてスタートしましたし、ついでに財布も車に置いてきてしまったため所々にある自動販売機にはお世話になることはなく、私は恨めしそうな目でそれを見ながら横を通り過ぎました。それを教訓として次に行った時にはペットボトルの水は勿論、財布もしっかりと持ってラウンドしました・・・え!また行ったの!?(笑)
はい、今回は本当の本当に「なんでもない話」でした。え?それほど面白くなかったって・・・。まあいいじゃないですか(笑)。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。