みなさんこんにちは。「あっ」と気が付いたらゴールデンウイークが終わってしまっていました。本当に時間が過ぎるのは早いですね。光陰矢の如しとか少年老い易く学成り難しとか言いますが、本当にすぐ時間が経ってしまいます。さっき朝ごはんを食べたばかりなのにもうお昼になっていて、気が付いたらもう夕方なんていうことがよくあります。これってボケの始まりですかね?・・・などと馬鹿なことを言っていないで今週のお話です。今週もまたAさんに聞いた話で少し考えさせられることがありましたのでそのことを書こうと思います。
Aさんは私と同じように田舎に住んでいます。海も近くて田んぼで米も作っています。海が近いからでしょうか、連休になるとAさん家のそばの狭い道路を県外ナンバーの車がよく通るそうです。しかも幅の広い大きな車が狭い道路を結構なスピードで通っていくそうです。
ゴールデンウイークに入って何日かしたその日、Aさんはトラクターで普段できない田んぼの耕うんをやったそうです。田んぼの耕うんというのはなかなか難しいそうで、じっくりゆっくりまっすぐやらないと田んぼが凸凹になったり、通った後が曲がったり、穴が開いたりと結構難しいそうです。そのため耕うん作業はゆっくりとやるそうです。Aさんの田んぼで時間にして3時間から3時間半かけてじっくりと。つまり3時間以上トラクターの揺れと音に耐えながら神経を研ぎ澄まして作業をするそうです。
3時間というのは結構長いですよね。トラクターではなく乗用車で、オーディオも装備していてエアコンも効いた快適な空間でゆったりしたシートに体を沈めての3時間連続の運転でも結構しんどいですのに、トラクターの大きな音とゴトゴト揺れを辛抱しながら曲がらないようにと神経をすり減らしての3時間は本当に大変だそうです。
そんな作業をし終えてくたびれて家に帰っていく途中のことだったそうです。Aさんは田んぼからAさんの家までヘロヘロになった体を励ましながら「もう少しで家に着く、着いたらさっさと道具を片付けて、着替えて、手と顔を洗ってうがいしてさっぱりしてからコーヒーを飲もう」と自分にニンジンをぶら下げながら帰って行ったそうです。そして家に続く狭い道路に入った時に前から大きな乗用車がAさんのトラクターに向かって走ってきたそうです。
見かけない車でスピードを緩めないで走ってきたためAさんは「あーもう、また県外の車だな、なんでこんな狭い道を通るんだろう」と思いながら道路わきにトラクターを避けたそうです。道路わきにトラクターを停めたAさんが振り返るとAさんのトラクターの後ろには軽乗用車がいたそうです。その道路わきのスペースにはトラクターと軽乗用車が停まるのはちょっと難しいと思ったAさんは、トラクターの前に立ちはだかっている乗用車に向かって、Aさんの地元の方言で「おーい、そっち側が広いからそっちが下がってくれ」と言ったそうです。すると、その乗用車の運転手は「なにー!お前誰に向かって言ってんだ!」という意味のことを関西弁でしかも巻き舌で捲(まく)し立ててきたそうです。そこでAさんはもう一度「そっちが広いからそっちが下がってくれ」とAさんの地元の方言で言ったそうです。そうするとその乗用車はAさんのトラクターの横まで来て先ほどと同じこと(誰に言ってるんだ?)を言ったそうです。
そうしてAさんが見ると、Aさんのトラクターの後ろにいた軽乗用車は何とか道路わきに入れることが出来たようでその大きな乗用車が通れる幅ができていたそうです。それまで大きな乗用車の運転手と言い合いをしていたAさんでしたが、くたびれていたため早くゆっくりしたいと思ったAさんは、その言い合いが面倒になったらしく「もういいから早く行ってくれ!」と言ったそうです。すると今度は「お前に命令される筋合いはない!」と巻き舌の関西弁で言い出したそうです。何が何だか訳が分からなくなったAさんは「・・・早く通ってください!!」と言ったそうです。それでもその運転手は「なんでお前に言われなければならないだ(巻き舌の関西弁)」と言ったまま車を動かそうとしません。挙句にAさんに「え!おい!どうなんだ!(巻き舌の関西弁)」というようなことを言うばかりです。そこでAさんはたまりかねて「もういい、警察呼ぶぞ」と言って携帯で警察に電話をしたそうです(・・・その運転手は「おー呼べや」と言っていたそうです)。
警察を呼んですぐに「ここでは人の邪魔になるから他で待つぞ、お前も来い」と言い別のところに行ったそうです。Aさんはそのことを告げるためにまた警察に電話をしたら「行かないでください、行ってトラブルになる可能性があるのであればその場でじっとしていてください」と言われたためAさんはその場で待っていたそうです。しばらくして到着した警察官から「相手の運転手は別の警察官が対応していますので、内容を教えてください」とのことだったため、Aさんはことのいきさつを話したそうです。
そうすると警察官は「Aさんが最初に下がれと言ったんですね」と言ったそうです。どうやらその運転手は警察官に、相手(Aさん)に下がれ!と言われて腹が立ったと言ったようなのです。その運転手は関西地方の出身で、Aさんの言った方言が、関西人が聞くときつい表現に聞こえたようでそれで腹を立てたようなのです。そして、その後もAさんは色々と感じたことを警察官に伝えたそうです。「大きな乗用車に乗っていて、関西弁の巻き舌で、しかも大きな声で言われたら怖いですよ」とか「私たち地元の住民はこの道が狭いことを知っているから互いに譲り合って道路を利用しているのに、なんで他所から来たルールを守らない人をかばうようなことを言うのですか」とか色々なことを言ったそうです。すると警察官は「Aさんは最初に下がれと言ったんですよね。私はさっきAさんの口からはっきりと聞きましたよ」と言ったそうです。おまけにその警察官は「(その一言で)警察を呼ぶような羽目になってしまって」とまで言ったそうです。
それを聞いたAさんは少し腹が立ったそうです。「あなた今何ておっしゃいました?警察を呼ぶ羽目?どういうことですか?いまトラブルが起きて大事(おおごと)になってはいけないから警察を呼んだんですよ。あなたたち警察は一般市民が傷つけられるか殺されるかしないと動かないんですか?」と言ったそうです。さすがにそれに対してはそんなことはないと言ったそうですが、でも実際問題警察というところは何かが起きないと動いてくれないところなのですよね。Aさんは本当に悲しくなったそうです。そして、その出来事について警察官と話していることが馬鹿らしくなってしまい、その警察官に「あほらしいからもう話す気がしない。俺は帰る」と言ってその場を離れたそうです・・・Aさんの災難についてはここまでです・・・。
そういえば、ゴールデンウイーク中に川崎市のストーカー関連の死体遺棄事件が起きました・・正確にはゴールデンウイークの期間中ではなく、今年の1月に事件は発生していたようですが・・。この事件の詳細はよくわかりませんし、そのことを突き詰めるつもりもありません。ただ、被害者の遺族の方が「警察がきちんと動いてくれたら娘は亡くならなかった。娘を殺したのは警察だ」とか、「(被害者の祖母が)『ストーカー(加害者)が外からが窓を壊して入ろうとした』と伝えたら警察官は『自分で内側から壊したんでしょ』と言って写真も撮らずに帰った」とか、被害者から「ストーカーが家の前でウロウロしているからすぐ来てほしい」と電話をすると「警察に来てください」と言われたとか、本当?というようなことだったそうです。
この事件の時の警察官が本当にそんな対応をしたのか、そんなことを言ったのかどうかは分かりません。分かりませんが、今回Aさんが遭った災難(上の事件)での警察官の発言とか対応のことを聞いていると、ひょっとすると川崎市のストーカー関連事件で遺族の方が言っていることは本当なのかもしれないと思えてきてしまいます。
本当のところは、本当に分かりません。でも、そんなように思わせてしまうような行動を警察(警察官)はとってはいけないのではないかと思います・・・。みなさんどう思われますか?
はい、Aさんに降りかかった災難から世間で起きている事件事故への警察の対応について考えさせられたことを書いてみました。あ、立派なお巡りさんはたくさんおられると思います。当たり前に警察官として一生懸命やっていただいているお巡りさんばかりだと思います。ただ、誤解を招くようなことにもなっているのかな?と思ったということです。それでは次回も乞うご期待です。さようなら