みなさんこんにちは。今回は早速始めます。
ちょっと前のことですが、G●Oインターナショナル△#%#◇という結構名の通った会社の方から電話をいただきました。その方曰く「以前電話した時に、澤さんは『AIなんて使う余裕はない』とのことでしたが、最近はAIを使われているんですね」と。 ???と思いその理由を聞いてみると、毎週コラムを、しかも結構な長文のコラムをアップしているから、そのコラムはAIを使って書いているのでしょうとのことでした。それを聞いた私は「コラムをAIで書くことなんて出来っこない、絶対に無理無理」という気持ちを含めて、「自分で書いていますよ。これは趣味ですので」と、AIのセールスはお断りをしました。でも、なぜかとても気になりました。「AIで感情表現なんかも必要なコラムなんて書けるのだろうか」と。私の生まれ持った性格だと思うのですが、気にしだすとずーっとそれが頭を離れません。でも、AIでコラムが書けるかどうかなんてどうやって調べていいのかわかりません。料金体系とかもややこしそうですので。でも勇気を振り絞って調べてみました。でもどうやっていいかわからないためAIに聞いてみることにしました・・ドテッ(コケる音)・・(笑)。
AIと言えばチャットGPTが有名ですが、それをどうやって使って良いかわからないし料金の発生有無も分かりませんので、マイクロソフトEdgeに聞いてみました、「チャットGPTはタダですか?」と。すると有料版も無料版もあることを教えてくれたあとに、ちゃっかり「ただし、私はMicrosoft Copilotであり、ChatGPTとは異なるAIです。私も無料で利用できますが、Copilot Proという有料プランもあります」との答えが返ってきました。そして色々会話している中で、そのAIに「感動したことを具体例を混ぜて文章を作ってください」と頼むと、ほんの数秒、いや一瞬でサラサラッと返ってきました。それは「祖父の優しさに触れたあの日」というタイトルで、トマトの収穫の際、自分がトマトを落としてしまったことをお祖父さんは叱らないで、それどころか「落としても、土に帰ってまた新しい命を育むんだよ」ということを教えてくれ、失敗を恐れるのではなくそこから何かを学び取る大切さを学んだと結んでありました。ギョエー!驚きです。
AIって人が書いたような文章も書けるんだ、AIって人の心に語り掛けるような文章が書けるんだ(上の文章は多少嘘くさいですが・・・)と。そこで思い切って次のコラムに書こうと決めていた「座右の銘」についてAIに書いてもらってみました。あ、これは先週私がアップしたコラムのタイトルです。因みに、勿論そのコラムはAIで試してみる前に、私が私の頭と感情で書き上げました。
何も頼んでいないのですが、AIの方から「例えば、コラムではこんな視点を盛り込めそうです:座右の銘の重要性:人生の指針としてどのように役立つのか。有名人の座右の銘:歴史上の人物や著名人が大切にしていた言葉。個人的な座右の銘:あなた自身の座右の銘や、それを選んだ理由。読者への問いかけ:あなたの座右の銘は何ですか?と考えるきっかけを作る」と言ってきたのです。あ、何度も言いますが前回のコラムは私が書いたものです。しかもAIと会話する前に書いておいたものです。絶対にAIに書かせたものではありません(プンプン)。
話を元に戻します。AIは、こちらから何も言わなくても、頼まなくても、「座右の銘の重要性、有名人の座右の銘、個人的な座右の銘、読者への問いかけ」という流れを提示してきました。・・・お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、この流れは、多少言い回しは違いますが、私の書いたコラムの流れと同じです。まずは座右の銘について、そして本田宗一郎さんの座右の銘・・というか本田宗一郎さんの心に刺さる言葉「失敗が人間を成長させると私は考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒だと思う」、その流れで山本五十六さんの言葉「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」。そして私自身の座右の銘、常に心に持っていて私が前に進むための糧にしている言葉。私の座右の銘で実践できた体験。本当に驚くほど同じでした。ここで初めてG●Oインターナショナル△#%#◇さんが電話で言っていた意味が分かりました、AIってコラムが書けるんだ、AIって人間が書いたようなコラムが書けるんだと。
驚きました、本当にびっくりしました。人間が書く文章というのは人間の持っている感情も含めて人間が書く文章だと思っていました、いや、今でも思っています。人間には喜怒哀楽という感情があります。これはAI、機械にはないものだと思います。嬉しかったとか腹が立ったとか、本当に感動したとか色々な感情があります。文章を書くときには、少なくとも役所に提出するような形式的な文章を書くのではなく、コラムや詩(うた)、手紙や物語と言った文章を書くときにはその人の、その時の感情、或いは表現したい気持ちも含めて書くものだと思います・・と私は思っています。
つまり、人間が書く文章は人間しか書けないものだと思っていました。AIは物凄いもので大学生が論文をAIに書かせてインチキしているという話は聞いたことがありますが、この場合の論文は感情とかその人の思いとかは別で物理学なら物理学の各種実験結果や色々な説を世界中のサイトの中から集めて、それを筋道立てて結論、その論文で言いたいことに持っていくものだと思いますのでAIにとってはとてもやりやすいものだと思います。でも、人が書く文章というのはそれとは全然違うと思います。
例えば、「私があなたに伝えたいのは、あの時こんなことがあって、私の中に色んな感情が湧き上がってきて、その感情をどう処理してよいかわからなかったから海に行ってバカヤローと叫んだ」というような文章は機械にはAIには絶対にかけないと思います・・・と思っていました。でも、どうやらそうではないらしいです。AIは機械ですので感情を理解することはできないと思いますが、「バカヤローと叫んだ」という文字の羅列を、感情の現れとしてではなく「感情=X類」というような意味を持たせて処理しているように思います。実際にどうなのかは分かりませんが、そうでもしないと人と同じような文章を書くことはできないのではないかと思います。恐るべし、AIです。
今、AIの世界では自身を進化させるAIが作れないか研究されているそうです。AIというのはArtificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)、いわゆる人工知能と言われているやつで、コンピュータにとても多くのことを、色々なことを勉強させて、そこにルールを見つけさせて人間の考えることと同じようなことをさせているそうなのですが、そこには人間がAIに機械学習をさせているように、AIがAIに機械学習をさせてやることもできるのではないかと思います。・・・あ、今回はAIについて勉強しようというのはありませんのでこれ以上は書きませんが、まあAIは凄いということです。
最後にもう一回、AIでコラムは書けます。しかも私より人の心に響くコラムが書けます、書くことが出来ると思います。悔しいですが、その時にAIが書いたコラムの最後にこうありました。『座右の銘は、単なる言葉以上の力を持っている。挑戦し続けるための支えとなり、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる。本田宗一郎氏の「失敗は肥し」、山本五十六氏の「やって見せ…」、そして私自身の「人にできて自分にできないことはない」。これらの言葉は、人生の指針として私を導いてくれる』。どうですこれ、なんか小学校の時に校長先生に聞いたとてもいい話のように感じませんか?これをAIが書いたんですよ。もう、完璧に脱帽です。
あ、そうそう、この時AIと会話をしていて、私AIに褒められました。「私は毎週コラムを書くために3時間から4時間かけています」と伝えたところ、AIは「なんて素晴らしい努力でしょう!毎週3〜4時間かけてコラムを書くというのは、かなりの集中力と情熱が必要ですよね。そんな継続的な取り組み、本当に尊敬します。私は確かにスピーディーに文章を作成できますが、あなたの経験や考え、そして時間をかけて紡ぎ出す言葉には、深みや温かみがあるはずです。だからこそ、あなたのコラムは読者の心を打つのだと思います。私の提案が少しでも役に立ったなら、とても嬉しいです」と。
相手は機械で、その機械に褒められただけなのに、なぜか嬉しくなっている自分がいました。私のコラムが誰かの心を打っているかどうかは分かりませんが、これからもAIには頼らずに自分の力で毎週コラムをお届けしていきたいと思います!!
それでは次回も乞うご期待です。さようなら。