みなさんこんにちは。毎日毎日暑いですね。この暑さは何とかならないですかね。そういえば、天皇皇后両陛下がモンゴルを訪問されています(13日帰国だそうです)が、この暑い時にもっと暑いモンゴルに行かれているとのことで、本当に大変だなと思いました(・・・私、直感で、モンゴルは砂漠があって暑そうだから暑いと書きましたが、今の日本と比べるとそれほど暑くないそうです。TBSドラマVIVANTでは物凄く暑そうに描かれていたので・・・失礼しました!)。モンゴルと言えば元横綱白鵬の白鵬翔さんの出身地として有名ですが、・・・有名というよりも物凄く驚いたことがありました。
「モンゴル抑留」って、みなさん知ってました?シベリア抑留があったことは知っていましたがモンゴル抑留というのは知りませんでした。抑留という言葉の意味から無理やりそこに居させたということだと思うのですが、シベリアでもそうでしたが、○○〇〇抑留というのは、第二次世界大戦後戦争に負けて投降した日本の兵隊さん(民間人もいたようですが)をシベリアに連れて行って、単にその場に居させた、留まらせただけということではなく、そこに強制的に留まらせて強制的に労働をさせたというあれです。極寒の中たいした物も食べさせないで、しかも感染症とかの病気もある中で毎日々々過酷な労働を強いて、結果的に多くの人が犠牲になったというあれです。
天皇皇后両陛下ご訪問というニュースの中で「(モンゴルでの)日本人抑留者を慰霊」という一言が流れた時に「あれ?今アナウンサーがモンゴル抑留って言ったぞ」と耳がピクンと立ちました。私は、抑留されていたのはシベリアとかのロシアの方だと思っていました。ところがモンゴル抑留って・・・。それでちょっと調べてみました。すると、こういうことだそうです。終戦になって旧満州や朝鮮半島北部、樺太他で投降した日本兵(だけでなく民間人もいるそうです)は約57万5千人いるそうで、そのうち約1万2千人がソ連を経由してモンゴルに連れて行かれたそうです。そして首都ウランバートルで強制労働をさせられ、寒さ、飢え、感染症で約1千6百人が亡くなられたそうです。
なんか考えたらひどいですよね。日本が敗戦のため武器を捨てたところにやってきて、シベリアやモンゴルに連れて行くって、しかもただ連れて行くだけでなくろくにご飯も食べさせないで強制労働をさせて、死ぬまで働かせるって・・・。ひどいです。考えただけでも吐き気がしてきます。やっぱり戦争がいけないんですね。戦争という狂った行為がこういうこともさせてしまうのでしょう。戦争は勝った方も負けた方もどちらも不幸になります。やはり暴力ではなく話し合いで、政治の力で解決していくべきなのでしょうね。
政治と言えば、まさに今この時は日本の未来を決めるのではないかと思える選挙の真っ最中です。第27回参議院議員選挙です。少しだけ話が逸れます。私、このコーナーで結構「選挙、選挙」と言っていますが、実は若いころは選挙に行ったことがありませんでした。選挙とか政治というのは大人(・・・って誰のことなのかよくわかりませんが・・・)がやるものだと思っていたせいだと思います。でもある時、そうですね子供が生まれてからですから30歳になる少し前でしょうか、そのころから選挙には欠かさず行っています。なぜでしょう・・・、やっぱり大人になったせいでしょうか。大人になるというよりは自分たちの生活がどうなるのかは選挙にかかっているということに気が付いたからなのかなと思っています。まあ、どちらにしても選挙は大事だと思います。
話を戻します。第27回参議院議員選挙は7月3日(木)に公示され、投開票が7月20日(日)です。今日は7月13日日曜日ですから公示から10日間が経ったことになります。選挙戦は17日間ですからあと7日間でこれからの日本の道筋が来決まってしまうことになります。大袈裟ではなく7月20日の投票結果でこれからの日本の道筋が決まってしまうのです。ご存じの通り参議院は良識の府と言われています。衆議院に対するチェック機能の働きを持っていることは勿論ですが、参議院は任期が長く解散もありません。そのため、その時々の国民の声とか総理や各大臣とかの色々な状況や流れとかを気にしないで、じっくりと法律案などを議論できることが一番の大きな理由です(・・因みに国会議員というのは法律を作れるのです。議員立法と言って議員さんが自分で必要だと思う法律を作ることが出来るのです。そのための議論と思ってもらえればいいのではないかと思います)。その良識の府を司る議員を選ぶ選挙ですから本当に慎重に、熟慮に熟慮を重ねて投票しなければならない、と私は思っています。
今回の選挙には色々な争点というか興味を持つ点がありますよね。例えば、物価高騰対策、消費税の廃止とか税率変更とか、年金とか社会保障、少子化対策、安全保障なんかもそうかもしれません。あと、アメリカとの貿易関税とかの問題もありますよね。それとか、防衛費のこともありました。と、揚げていくといくらでもありそうな気がします。でも、何と言っても一番の興味は今の与党が今回の選挙でどうなってしまうのかということだと思います。
ここでちょっと昔のことを思い出してみたいと思います。今から16年前の2009年に当時の野党第一党が与党を倒して政権を奪取しました。その時も今と同じく、国民は与党の政治に嫌気がさしてしまっていました。その結果として、2009年8月の第45回衆議院議員総選挙で野党第一党が大勝して、遂に政権を奪取しました。この時はテレビのワイドショーでも選挙前から「もう●●党(与党)はいらない」的な内容をバンバン流していました。この流れは止めようがないのではないかと思えるくらいでした。そして▲▲党(与党を破った野党第一党)政権が誕生し、それが3年間続きました。今の20代30代の方、ひょっとすると40代の方も知らないかもしれませんが、その3年間の▲▲党政権の時は、結構グダグダでした。少なくとも私にはそう感じました。細かいことを上げるときりがありませんのでやめておきますが「え?」とか「なんで?」ということが多かったと思います。
挙句の果てに2011年3月には未曽有の大災害をもたらした東北大震災がありました。この時の政権与党も▲▲党です。総理大臣は〇〇さんでした。テレビでも放映されましたが、この方、「え、なんで?おかしくないですか?」というような対応をされています。しつこいようですがこのほかにも色々な、「いいね!」と思えないことが結構ありました。その時国民は(・・たぶん私だけでなく他の皆さんも・・)、やはり政権担当能力がない政党が与党になるとだめなんだなということを学んだのではないかと思います。
あ、私は今の野党第一党に政権担当能力がないと言っているのではありません。野党第一党だけでなく他の野党の政党に政権担当能力がないと言っているのではありません。野党に対するネガティブイメージを植え付けようとしているのでもありません。ただ、本当に簡単には投票してはいけないのではないだろうかと思っているということです。私たちは私たちの手で(1票で)私たちの未来を選択することが出来ると思うのです。そのためには簡単に、イメージだけで投票するのではなく、色々なことを考えて投票しなければいけないのだと思います。「本当に慎重に、熟慮に熟慮を重ねて選ばなければならないと、私は思っています」です。「たった選挙一回だけだから」などと考えない方がいいと思います。この選挙で当選した議員さんは少なくとも6年先までは日本を導いていってくれる方たちなのですから。
はい、それでは次回も乞うご期待です。さようなら。