みなさんこんにちは。
岩手県大槌町では大変なことになっていますね。4月22日に発生した山火事はまだまだ鎮火の目処も立たずに4月26日時点で焼失面積1,176ヘクタール、11.76平方キロだそうです。これって、東京の台東区が丸まる無くなってしまったのと同じ面積です。台東区と言えば浅草の浅草寺、上野の西郷さんの銅像や動物園なんかがある恩賜公園(上野公園のほうがわかりやすいですかね)。他にもアメ横、カッパ橋道具屋街、隅田公園と色々有名なところが沢山ありますが、そんな決して狭くないあの台東区と同じ面積です。それが丸まる焼け野原になってしまったの感じです。いえいえ、台東区の面積は10.1平方キロですからそれよりもっともっとです。近隣の住民の方は避難を余儀なくされているそうですが、本当に大変だと思います。心よりお見舞い申し上げます。
大槌町の方(正確には小槌地区、吉里吉里地区の方ですが)は本当に大変だと思います。つい先日、4月20日(月)の夕方に震度5強の地震があって、2011年に発生した東日本大震災の時のように怖い思いをされたと思ったら今度は山火事です。いくら東北の方、岩手の方々が我慢強いといっても挫けそうになりますよね。ある主婦の方が話していました。「東日本大震災の時に家が全壊してやっと新しい家を建てたと思ったら今度は山火事って・・・」と。
そうかと思うと、冬が終わって春が来たと思ったら。昨年物凄く大変な思いをされた熊の目撃情報が結構なところで出ています。そんなところに後続地震注意報まで発令されていますので、別の男性の方は「万が一大きな地震が起こったら津波が来てはいけないため、高台、山の中に避難しなければならないのに、熊のことも心配で」と呟いていました。全くその通りですよね。おまけに山は火事で火がついていて、「どうしたらいいんだ!」という感じだと思います。本当に何と言っていいか言葉が見つかりません。どうかお気持ちをしっかり持って頑張ってください。
そういえば今回のことに関して、NHKのラジオで誰か偉い学者さんっぽい人が言っていました。「山に熊がいたとしても、津波は確実に被害が出る。熊は被害が出るかどうかわからない。だから山に、高台に非難すべきだ(文意)」と。みなさん、これっておかしいと思いませんか?この学者さんは自分は津波にも熊にも関係ない安全な場所にいて「熊がいて怪我をするかもしれないけど、逃げなかったら本当にヤバいよ」と言っているんです。しつこいようですが、自分は安全な場所に居たうえで言ってるんです。言うのは簡単ですが、実際にそれをやろうとするととても大変な気持ちで向かっていかないとできないことだと思んです。少なくとも私にそれをやれと言われて、そのまますんなりできるとは思えません。恐らく決死の覚悟で、本当に「死ぬかもしれない」と思いながら山の中に、森の中に入って行くのではないかと思います。しかもこれが家族たちも危険に晒すと思うとやっぱり躊躇してしまうかもしれません。うーん、難しいです。
ではこの学者さんはどう言えば良かったんでしょうか。分かりません。というか簡単には適切な言葉が出てきません。そう、簡単に言ってはいけないことだと思うのです。学者さんはその事柄に対して研究して、その研究結果を成果として発表するのが仕事なのでしょうから何かを言わなけれっばならないのでしょう、それはわかります。でも、少なくとも人の生き死にに関わることこと、その人ご自身じゃないと決められないことを軽々しく口に出してはいけないと思うのです。
その学者さんは、熊がいるかもしれないが山や高台に避難すべきと言った後で、熊鈴や熊スプレーを持って熊に十分に注意するようにと言っていました。私これもおかしいと思うのです。熊鈴というのは、みなさんご存じの通り大きな鈴の音で熊に人間の存在を知らせるものです。人間には熊がいるかどうかはわからないのに、熊には人間の居場所が分かってしまうのものなんです。つい先日も同じ岩手県紫波町で警察官が熊に襲われた事件がありましたが、この時警察官は行方不明者の捜索にあたっていたそうです。その行方不明者の方は熊に連れ去られた疑いがあったそうです。で、結果的にその行方不明者の方は発見されたそうですが、熊に襲われていたそうです。発見された時にはすでに亡くなっていたそうですが、そのご遺体の損傷はかなり激しかった、ひどかったそうです。あまり書きたくありませんのでこれ以上は書きませんが、つまり、そういうことです。
この時の熊は人間を捕食の対象として捉えていたということなんです。冬眠が終わってお腹を空かせた熊からすると、弱くて、武器も持っていなくて、簡単に・・・ちょっと書きたくありませんのでやめておきます。兎に角、熊に人間の場所を知らせるようなものを持って山の中に入るのは却って危険なのではないかと思います。「チリーン、チリーン。ここに人間がいますよ」なんて、ちょっとどうかと思ってしまいます。
それと、熊スプレーにしても簡単に携帯してくださいなんて言えるものではないと思います。私は熊スプレーを使ったことはありませんが、調べてみると射程距離(というのかな?スプレーの届く距離?)はたったの5mから7m程度だそうです。しかもその5mも風向きや強さによったらまともに熊に届きません。因みに、熊というのはああ見えて(大きくてあまり早い動作が得意ではなさそうに見えて)とても俊敏な動物で、走ったら40㎞/hから60㎞/hで走れるそうです。ということは仮にその熊の走る速度が50㎞/hとすると1秒間に13.8m移動できることになります。熊スプレーの射程距離5mから7mなんてたったの0.5秒以下で通り過ぎてしまいます。そうそう、0.5秒というのは人間が自身に起こっていることを認知するために必要な時間だと言われています。つまり、熊が人間に向かって走り出してから、人間に到達したその瞬間にその人間は「あ、熊が動いた」と認知するわけです。とてもじゃないですが間に合いませんよね。
そんな熊鈴や熊スプレーに頼って良いのかなということです・・・?違うな。頼っていいかどうかわからないものを持って「頑張って山に避難してください」と軽々しく言ってはいけないのではないかということです。繰り返しになりますが、少なくともご自身は安全で被害も危害もくわえられないところにいる人が、簡単に言ってはいけないのではないかと思うのです。
ではその学者さんっぽい人はどういえば良かったのでしょうか。うーん、分かりません。やっぱり簡単には出てきません。それこそ、「前門の虎後門の狼」という状況で物凄いピンチなわけですのでそんな簡単には出てきません。ただ、少なくとも「こっちの(山に避難する)方がまし」と、人の命や危険を測りにかけるようなことは出来ないと思います。
ちょっと考えてみました。これも言うは易し行うは難しなのですが、「大きな地震が来た時にどうしよう」ではなく「大きな地震が来た時のために今からできることをやっておこう」という事前の準備とか取組みを大切にすべきなのではないかと思います。例えば、地震や津波に備えて避難する場所を特定しておくというのはどうでしょうか。その場所は普段から木の伐採や草刈りをやっていて、木や物陰が無いようにしておいて熊も近寄って来にくいようにしておくんです。で、避難するときには必ず複数で、多くの人たちと行動を共にするんです。そうしておけば少なくとも熊も近寄ってこないのではないかと思います。本当にそうなのかどうかはわかりません。でも、少なくとも熊の習性からすると、開けた場所で大勢の人間がいるところには熊は出ていかないと思います。・・・結局は私自身も安全な場所にいて言っているだけですから学者さんとあまり変わらないような気もしますね、ごめんなさい。
でも兎に角、頑張ってください。岩手県のみなさま、東北の皆様、地震や熊に負けないで、頑張ってください。ご無事で乗り越えてください。
はい、それでは次回も乞うご期待です。さようなら。