みなさんこんにちは。
盛り上がっていますね、大相撲。このコラムを書いているのは7月26日(日)ですが、時間はまだ14時を少し回ったところですので千秋楽の結果は分かりません。優勝は誰に決まったのでしょうか。大関復帰を確実にしたウクライナ出身の関脇安青錦でしょうか。それとも3敗はしているもののまだまだ優勝の望みが絶たれたわけではない大関霧島でしょうか。それとも関脇熱海富士でしょうか。結果待ち遠しいですね。
と、盛り上がっている話の流れとは変わって少し冷静になって考えてみた話について書いてみたいと思います。
先日、少し早めに目が覚めたためベッドの中で新聞を読んでいました。記事は「データ拠点向け送電増強 東電など8社全国30ヵ所整備」とか「ニチレイのシステム障害 サイバー攻撃が原因」、「米、再びイラン海上封鎖 通行料1日で撤回 代案で「対米投資」」というお堅い記事に混ざって「難しいことはわかりませんが1億円貯める方法を教えてください!」という橘玲さんが書いた書籍の広告が目に入りました。新聞記事ではなく、記事欄の下にある広告欄です。紙面の下1/3のうち半分の大きさのところにドドーンと載っていました。
ちょっとだけ話が逸れますが、この大きさは恐らく5段の1/2という大きさになると思いますので、広告料は380万円以上はすると思います。話をもとに戻します。この本のタイトルはとてもインパクトがありますよね。「難しいことはわかりませんが」と普通の会話の流れで読み手の気持ちを誘っておいて、いきなり「1億円貯める方法を教えてください!」とくるわけですから。少し寝ぼけ眼で新聞を読んでいた私でしたが、このタイトルのお陰で目が覚めたような気がします。
そしてついつい記事そっちのけで、小見出しというか、広告に並んでいた章タイトルのようなフレーズを読んでみました。そこには「統計上日本に生まれたら1億円貯められます」とか、「ノーベル受賞者が推奨するお金の増やし方」、「会社員のまま1億円を貯める3つの方法」、「バフェットが最愛の妻に勧めたど素人の投資法」や「お金持ちへの近道は人格を二つ持つこと」といった面白そうな内容を連想させるフレーズが書いてありました。私だけではないと思うのですが、1億円貯められますとかノーベル賞を取った学者さんが勧めるお金の増やし方なんて書いてあったら、「おー!そんな方法があるのか」とか「し、知りたい!」となると思うんです。そりゃそうですよね。誰だってお金持ちになりたいという気持ちは持っているものですからね。ところが不思議なもので、こういう「簡単にお金持ちになれる方法があるのか、ぜひとも知りたい!」という感覚というか気持ちというのは、その瞬間、今回でいうと新聞広告を観た瞬間が物凄く大きくなって少し経つとそれほどでもない感じになってくるんですよね、不思議ですが。で、その本を買って読んでみようという気持ちにまではならないんです。少なくとも私の場合は・・・です。「いや!そんなことはない。読んでみたいという気持ちはいつまで経っても変わらない!」という方ごめんなさい。
私の場合は本当に欲しい本、ずっと欲しかった本、趣味のことが書いてあって興味があることが書いてある本とかそういった本の広告を発見したら、忘れないようにスマホのLINEキープメモにタイトル、著者名、出版社名、金額を書いていつでもアマゾンでポチッとできるようにメモをするのですが、それほどでもない本はそのままにしておきます。そうすると「簡単にお金持ちになれる方法があるのか、ぜひとも知りたい!」という感情は時間とともに薄れていって、最後には「あ、まあいいか。1億円なんて絶対に無理だから」という諦めと妙な納得とで記憶からなくなっていきます。ただ、少なくとも本のタイトルを見た瞬間は「知りたい!」という気持ちがあったのは確かなんです。
そこで今回、試し読みというわけではないのですが、その本の目次というか章のタイトルというか、そのタイトルがつけられている章はどんな内容なのか調べられないかやってみることにしました。と言ってもそれほど難しいことではありません。章のタイトルをそのままインターネットで検索するだけです。例えば今回でいうと、「統計上日本に生まれたら1億円貯められます」これです。
これをそのまま検索すると、何と出てきました。日本金融経済機構の公式ブログに投資・資産運用に役立つ知識と実践というサイトがあります。その中で「【2025年版】金融資産1億円以上の割合は?富裕層に入る人の条件と現実」というコーナーがあって、そこに色々書いてあるんです。
日本で1億円以上の金融資産を持つ世帯の割合はだいたい4〜5%前後と推計されること(2025年の統計)、そしてこれは全体世帯の20〜25世帯に1世帯という割合を示していることが書かれていました。そして、60代の2人以上世帯での金融資産保有額は平均2,588万円、中央値は1,200万円であることが書かれていました。続けて、会社員の人が若いうちからコツコツと資産を積み上げていくことで、1億円以上貯金することが可能だということが書かれていました。各年代ごとのシミュレーションつきで。細かい内容を書くと問題があるかもしれませんのでやめておきますが、それを見ると「結構いけるんじゃないかな」という感じで書かれていました。
何だか面白くなって、他にもあるか検索してみました。今度は「お金持ちへの近道は人格を二つ持つこと」を検索してみました。すると、出てきました出てきました。
そこには、二つの人格について、「労働者(消費者)としての人格」と「投資家(資本家)としての人格」が必要であることが書いてあり、これを自分の中に同居させることを意味していると書かれていました。
労働者としての人格は、一生懸命働いて給料を貰ってその給料で生活して、色んなものを買って楽しむもので、この人格のままだと貰った給料は自分へのご褒美や見栄のためにブランド品や格好いい車を買ったりするため、お金は残らないことが書かれていました。
投資家としての人格は、お金それ自身を働かせて(面白い表現ですね:澤)利益を生み出す人格で生活を楽しんだり、車を買ってドライブを楽しむという感情を捨てて、ただただお金を増やす特徴を持たせるそうです。そしてこの人格はお金を株や不動産といった資産に変えるだけを喜びとするそうなんです。
・・・とやっぱりこれ以上書くのはやめておきますが、キーワードで検索をするとそれなりの内容が出てきました。やはり、GoogleのGeminiやMicrosoft EdgeのCopilotといったAIの種類によって出てきた答えが微妙に違っていましたが、何となくこちらが知りたいことはポイントを押さえて回答してくれました。
私、これ結構いけるなと思いました。本当に欲しい本やずっと欲しかった本、興味があることが書いてある本は即「買おう!」なのですが、そうではなく、何となく「お!なんだこれ?面白そう」という本で、立ち読みしてみてもそれだけではよくわからない本なんかの場合、今回のような方法で立ち読みよりも少し詳しく内容を読むことが出来て、自分に合っているかどうかも知ることが出来るんです。そしてそのうえで「よし買って詳しく勉強してみよう」とか「やっぱりこれは買う必要はないかな」と判断できるんです。しかも余分なお金をかけないで、です。良いと思いません?
勿論、全ての本でこのやり方ができるかと言われると多分そうではないと思います。AIに聞いても分からないものは分からないと思います。でも、まあそういう本はそれなりの本でしょうから本屋さんに出向いて立ち読みで内容確認するとかすればいいのではないかと思います。私は、この方法を使ってその本が本当に欲しい本かどうかを見極めることにします。
そうそう、この書き方だとまるで本なんか買わなくてもいいと言っているように聞こえるかもしれませんが、私はそんなことは一言も言っていません。私は元々本は嫌いではない方で、気に入った本は買うようにしています。そして、買った本は誰にもあげたくありません。本は脳みそだと思っていますので、誰にもあげたくありません。ですので、本を買わなくてもいいと言っているのではなく、買おうかどうしようか迷っているときには今回お伝えしたような方法で中身を確認したら買うかどうか判断できますよ。ぜひ一度お試しあれ。
はい、今回はたまたま新聞を読んでいて発見したちょっと便利な本の立ち読みの方法について書いてみました。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。