2024年5月13日週:逆流性食道炎

 みなさんこんにちは。先週はゴールデンウィークが明けて日本全国の皆さんが社会復帰を目指すリハビリ週(?)でした。長い人になると10日間も会社を休んで仕事のことは全く頭からなくなっていたわけですが、その10日間を取り戻すのはしんどかったのではないかと思います。 

 そりゃそうですよね、休みの間は朝はゆっくり起きて、朝ごはんは食べないでぼーっとして、お昼になってもまだお腹が空かないから午後二時頃になってやっとその日1回目の食事を摂って、夜になってもそれほどお腹も減らないため夜九時くらいに缶ビールとポテチでその日2回目の食事(・・と言えるのか?)。そして、テレビを観たりスマホを触ったりしながらゆっくりしていたら、時計は午前零時を回っていて、そろそろシャワーを浴びようかと、シャワーを浴びて眠りにつくのは午前三時。翌朝気が付いたら時計の短針が10のところを指している。で、朝は食べないで正午を大きく回ってからなんとなく食事を摂って、夜は夜でダラダラしていて・・・なんて生活を10日間も続けたら社会復帰するのは、それはそれは大変ですよね。 

 私も若い頃は休日にダラダラするのは嫌いではなかったため、連休から社会復帰するのは大変でした。でも最近は歳のせいかあまり寝られなくなったため、若い頃ほどダラダラはできなくなってしまいました。ただ、お休みの日はダラダラというよりもゴクゴクという感じで美味しくお酒を戴いています。お酒を戴く際には私の中にルールがあって、平日はなるべくお酒を飲まない、飲んだとしても少しだけチビチビとゆっくり飲む。でも、休日とその前日は美味しくお酒を戴く、量も気持ちが満足するまで戴く、戴いても良いというルールです。この「休日」というのは私のお仕事(お魚屋さん)がお休みの日・・専ら土曜日・・は勿論ですが、世間のお休みの日である、日曜日、祝日も含まれます。ですので結構な頻度で休日と休前日がやってきます。休日と休前日が続く週は結構大変です。さすがに二日酔いはしませんが、アルコールのせいで胃が荒れるのでしょうか、胃の部分が不快になります。 

 

 前回のこのコーナーでも書きましたが、今年のうちのゴールデンウィークは5月2日から4日までの3連休でした。その時に次女たち家族も里帰りをしていて、3日間しっかりお酒を頂きました。あ、3日間だけでなく5日の子供の日、6日の振替休日も世間様のお休みの日ですのでその日も戴きました。美味しく戴きました。美味しく戴いたのですが、その美味しくお酒を戴いた深夜や翌日に、なぜか胃の辺りというか、胸の辺りがとても不快になってしまいました。深夜ベッドで横になっていると夕飯の時に飲んだ缶チューハイ(CGC塩レモン・・これ美味しいですよ)の味というか香りというか、それが口の奥、喉の奥、お腹の方から漂ってくる感じがするのです。「なんか変だな、なんで胃の中にある筈の缶チューハイの香りが口の中から漂ってくるのだろ」と不思議に思っていました。「うーん・・・俺の腹の中は壊れてしまったのだろうか・・・」と色々考えていると、「あっ!」と頭の中をよぎったのが、逆流性食道炎でした。 

 2月末に健康診断で内視鏡検査をやってもらったのですが、その時の担当の先生が「食道の下部が少しただれていますね。まあこのくらいなら大丈夫でしょう。これ以上悪くなったら薬を飲みましょう」と言っていたことを思い出しました。この時私は軽い逆流性食道炎でした。それが連休中(・・それ以前からもありますが・・汗・・)の暴飲により症状がひどくなってしまったようでした。 

 でも、逆流性食道炎というのはどんな病気でしょうね、私も詳しくはわかりません。ちょっと調べてみました。国立長寿医療研究センターのサイトに詳しく、わかりやすく載っていました。 

 「逆流性食道炎とは、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。健康な人でも胃酸の逆流がみられることはありますが、時間が短いため問題になることはありません。逆流の時間が長くなると、食道の粘膜は胃酸に対し弱いため食道に炎症を起こすようになります。この病気は成人の10〜20%がかかっていると推定されており、中でも中高年、特に高齢者に多くみられます。適切な治療を受けなかった場合には、症状が持続することにより生活に支障を来すことも知られています・・中略・・食道と胃のつなぎ目に下部食道括約筋という筋肉があり、食物が通過するとき以外は胃の入り口を締めて胃の内容物が食道に逆流しないように働いています。この筋肉が緩むと胃から食道への逆流が起こるようになります(出典:https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/06.html)」ということです。 

 やっぱりそうでした。喉のずっと奥から、胃の中にある筈の缶チューハイの香りが漂ってきたのは、下部食道括約筋が馬鹿になっていたため、ベッドに横になった際に胃から食道に缶チューハイが戻ってきたんですね。「俺の腹の中が壊れたかも」というのは当たっていました。胃と食道の蓋が弱くなっているんですね。うん、良かったです。原因がわかって良かったです。原因がわかったということは治療法もあるのではないかと思います。こちらもググってみました。ありましたありました。自力で治す方法というのが池袋消化器内科・泌尿器科クリニックのサイトに載っていました。それによると、自力で治す方法は以下の五つだそうです。 

その① 喫煙を控える 

その② 高脂肪食を控える 

その③ カフェイン・アルコール・辛い食べ物を控える 

その④ 食後すぐに横にならない 

その⑤ 肥満の改善 

(池袋消化器内科・泌尿器科クリニックブログより) 

 

 と、私はタバコは吸いませんし、あまり脂肪の高い食事は摂りませんし太っているわけでもありません。これらのうち3つは当てはまりません。ところが、その③とその④はどんぴしゃりです。なるほど、カフェインやアルコールは筋肉を弛緩させてしまうし辛いものは胃酸を分泌させやすくするからダメなんですね。食後すぐ横になるのがいけないのはよくわかりますよね。重力のため胃の内容物が食道に行きやすいですよね。ちょっと逸れますが、ずっと昔私が子供の頃に「ご飯を食べてすぐ横になってはいけないよ、牛になっちゃうよ」と言われていましたが、それは逆流性食道炎にならないようにということだったんですね。うんうん。 

 ということで頑張って自力で治してみたいと思います。恐らくこれを読んでくれているみなさんの中にも逆流性食道炎の方がいらっしゃるかもしれません。そんな方はこれら五つの方法で自力回復にチャレンジしてみてください。 

 

 はい、それでは次回も乞うご期待です。さようなら。
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