2024年7月15日週:え、そこまで言う!?・・悔しい・・うーん

 みなさんこんにちは。

 突然ですが、ただいま中型限定解除の一発試験に通っています。と言っても知らない人には何のことだかわからないですよね。これを説明しようとすると日本の運転免許制度について説明しないといけないのですが・・・そこは面倒ですのやめときましょう。うーん、ひとことで言うと「ずっと昔(2009年以前)の免許区分と今の新しい免許制度による区分が異なっていて、新しい区分に合致させるために異なる部分に設けた限定条件を解除するための試験」です。・・・まだ分かり難いですよね。具体的に言うと、昔の普通免許は車両総重量が8トン未満、最大積載量が4.5トン未満、乗車定員は10人以下まで運転できたのですが、現在の免許区分ではそんなのはありません。これに近いのが現在の中型免許です。これは、車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満、乗車定員29人以下の自動車を運転することができます。で、昔取った普通免許は現在の免許制度の「中型」に区分され、限定条件として「車両総重量が8トン未満、最大積載量が4.5トン未満、乗車定員は10人」というのが付いてくるわけです。

 

 中型限定解除試験というのはこの限定条件を解除するための試験です。限定解除のために自動車学校に通う方もいらっしゃいます。でも私は自動2輪の大型限定解除試験も試験場で一発受験したことから(当時は自動車学校では教えてくれませんでした)、今回も試験場で一発受験をすることにしました・・・なんか理由がおかしいですね()。まあ、本当のことを言えば費用が安くて済むからということです()。自動車学校では7万円以上もかかるのですが、一発受験は12,850円で受験できます。つまり合格まで24回かかっても自動車学校より安く済んでしまいます。ただ、自動車学校の技能教習は5時限だそうですので、うまくいけば1週間ほどで限定解除ができます。一発受験を24回も挑戦したら、毎日受験できても1ヶ月も掛かってしまいます。早く欲しい人は自動車学校で、時間に余裕があってお金に余裕がない人は一発受験で、という感じでしょうか。まあ、いずれにしても私の場合は一発受験を選んだということです。

 

 この限定解除試験は限定条件を解除するための技能試験ですので学科試験はありません。いくつかの課題をクリアするだけの技能試験に合格すれば良いのです。・・・と簡単に言っていますが、技能試験に合格する、課題をクリアするのは、なかなか難しいと思います。まず、なんと言ってもその大きさです。普通車は5mほどの全長と1.mほどの車幅ですが、中型トラック(試験は中型トラックで行われます)は、全長7m弱、車幅2.2mもあります。文字で見ると大したことはありませんが、目の前で見るとその大きさに圧倒されてしまいます。おまけに、運転台も普通車と違って高いですから少々、いやかなり違和感があります。この大きな車体で結構難しい課題(8つ以上)をクリアしなければなりません。

 

 ここで課題全てを書くとキリがありませんのでやめておきますが、一つだけ挙げてみると、クランク走行というのがあります。クランクというのは「直角に狭い道路が2つ結ばれた屈折したコース」です。わかりやすくいうとアントニオ猪木の必殺技に卍がらめというのがありますが、この卍の片方だけの曲がったかぎ型のように直角でしかも狭い通路を、意地悪く設置してある道路端のポールに触れないように通らないといけません。ちょっとでも触れると即刻試験中止です。他の課題も普通車なら別に当たり前にできることなのですが、車体サイズが変わるととても難しくなります。大きな車体を操るのはとても難しいのです。

 

 私も受験1回目は車体の大きさに戸惑ってしまい、何をやっていたのだかわからないうちに試験が中止になってしまいました(試験は100点満点の減点方式で減点が30点を超えると試験中止です)2回目もブレーキとアクセルの関係がよくわからず、気がついたら「スタート地点に戻ってください」と中止宣告されていました。

 

 まあ、もともと通い始めてすぐに合格できるとは思っていませんでしたので、「試験中止です」と言われても、そして続けて不合格になってもそれほど残念とか悔しいとか思うことはありませんでした・・・でも、でも、でもです。「そこまで言いますかね?」というようなことを言われたら、ちょっと悔しいですよ。

 

 これは1回目の受験時の事なのですが、試験終了後合格でも不合格でも試験官からアドバイスがあります(これは当県だけのことではなく他都道府県でもあるそうです)。そのアドバイスの際に、中型トラックを運転するにはあまりにも未熟すぎる技能のためでしょうか、試験官から「うーん、自動車学校に通われた方がいいと思うのですがね・・・どうしてもここで受験したいということであれば仕事の都合がつく限り何回でも通ってください」と言われました。この時はちょっと悔しいとは思いつつも「まあ、大きなトラックを運転するのは初めてだから仕方ないか」と思っていましたが、2回目の受験の時には「あなたはメンタルを鍛えてから受験した方がいいですよ」と言われました。細かい経緯は省きますが、この回は試験官が試験順路を説明する際に、結構大きな声で「〇〇番を右!!」と言いました。その声にびっくりした私は安全確認を忘れてしまっていました。それを「メンタルを鍛えろ!」って・・・。そしてまたある回では、緊張のため操作がうまくいかなかったのですが「あなたは運転に集中できていない」集中できるようになったら受験に来て下さい」と言われました。「緊張」と「集中」はちょっと違うと思うのですが・・・。

 

 そりゃ確かに私は下手ですよ。技能レベルが達していないから不合格になると思います。でもね、その不合格になった人間に「自動車学校に行け」だの「メンタルを鍛えろ」だの「集中できるようになったその時に来い」だのって・・・。ただの免許試験でなんでここまで言われなくてはいけないのでしょうか。悔しいです。こうなったら絶対に合格してやります。

 

 ・・・少し冷静になって考えてみました。試験官の言った内容や言い方はキツかったかもしれませんが、よくよく考えてみると、それは私や私が運転する車の周囲の人たちに対する安全、安心のためだったのかなと思ったりもします。いい加減な気持ちで受験して合格なんかしたら、事故を起こす可能性が高くなって、しかも大きな車ですからその被害はとても大きなものになるかもしれません。私は決していい加減な気持ちで受験しているわけではありませんが、試験中に試験官にはそのように映ったのかもしれません。うん、やっぱり自分や周囲の人たちに大きな影響を与えるかもしれない大きな車の運転ですから、本当に注意して真剣に受験しなくてはいけませんね。頑張ろっと。

 

 はい、それでは次回も乞うご期待です。さようなら。
ブログに戻る