2025年10月19日週:アメリカ大リーグ 優勝の仕組みについて

 みなさんこんにちは。国民民主の代表が総理になるのでは?とか色々ありましたが、結果的には自民党と維新が組んで維新の閣外協力ですか?・・まあ、いいですか。今回はそんなことより大リーグです。

 みなさん、アメリカのプロ野球、大リーグってご存じですよね。たぶんですが、10人のうち5人から6人の方が「知っている」とか「テレビで観たことある」とかお答えになると思います。大谷翔平選手が大リーグに行ってから、うーん、というよりロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャースに10年で1千億円以上(当時)の契約で移籍したことでそれまでの人気に拍車をかけて、今ではBSだけでなく地上波でもしょっちゅう放送しています。と、みなさん普通に大リーグの放送を観たり楽しんだりされていると思います。
 ところで、みなさん大リーグはご存じとして日本のプロ野球はご存じですか?って知らないわけないですよね日本でやっているプロ野球ですから。セントラルリーグ(セリーグ)とパシフィックリーグ(パリーグ)があって、それぞれ6つのチームが所属していて、年間143試合をやっているあれです。ではどうやったら1位になれるか、優勝できるかについてはどうですか?って、これもそれほど難しいことではないですよね。年間143試合を戦って、その勝率でそれぞれのリーグの優勝チームが決まります。各リーグの優勝はこれで決まるのですが、リーグ優勝したチームが日本のプロ野球チームの中でどこが一番強いかを決める日本シリーズに出場できるわけではありません。少し前までは各リーグで優勝したら優勝チームがそのまま日本シリーズに行って、「セリーグの王者とパリーグの王者はどっちが強いんだ」とか「セリーグとパリーグではどっちの野球が強いんだ」とワイワイやっていたのですが、最近では、というか2007年、今から18年前からはレギュラーシーズン143試合の後に、ポストシーズンとかクライマックスシリーズとかいうリーグの代表を決めるトーナメント形式の試合が始まりました。レギュラーシーズンが終わった後にまずは2位と3位のチームが試合をします。そして勝ったチームが1位のチームと試合をして勝った方が晴れてリーグの代表として日本シリーズに出場することができます。そしてその日本シリーズ7試合のうち4試合を先に勝てば、ようやく、やっと日本一ということになります。私は少年野球や高校野球とか、本格的に野球はやったことがありませんがこの仕組みのことはテレビを観て普通に知っていました。因みにずいぶん前に私の亡くなったおじいさんが巨人ファンでしたので巨人の選手のことは結構知っていました。1番レフト高田、2番セカンド土井、3番ファースト王、4番サード長嶋、5番センター柴田、6番ライト末次、7番ショート黒江、8番キャッチャー森、9番ピッチャー堀内・・・って何十年前の話だ、と言われそうですが(笑)

 と、日本のプロ野球の優勝の仕組みは普通にわかるのですが、みなさんアメリカ大リーグの優勝の仕組みってご存じですか?正直私は分かりません。というか、その仕組みが分かる方ってそんなにいないのではないかと思います。先ほど大リーグに関する質問では、10人のうち5人から6人の方が「知っている」と答えると思うと書きましたが優勝の仕組みを知っている人は、大リーグのことを知っていると答えた人のうちでも1人くらいしかいないのではないでしょうか(私の勝手な推測ですが・・)。これほど世間の衆目を集めている大リーグでも優勝の仕組みはそれほど複雑なのではないかと思っています。
 そもそも(・・という言い方はあまり好きではないのですが、でも、そもそも、です)、そもそも、アメリカの大リーグって、なんでリーグの中に小さなリーグが何個もあるのだろうという疑問が湧いてきます。例えば、アメリカンリーグには、東地区、中地区、西地区と3つの地区(リーグ?)があってそれぞれに5チームが所属しています(大谷翔平選手が所属していたロサンゼルス・エンゼルスはアメリカンリーグです)。同じくナショナルリーグにも、東地区、中地区、西地区の3つの小リーグがあって、こちらにも同じく5チームずつが所属しています(・・・私、さも自身が昔から知っているかのように書いていますが、ネットで調べながら書いていますので間違っていたらごめんなさい。でもたぶん合っていると思います。あ、ロサンゼルス・ドジャースはナショナルリーグです)。この所属5チームが試合をしてそれぞれの地区優勝を決めます。確かにアメリカは大きな国ですから2リーグ制にしてそのリーグの中を地区に分けるのも、まあ仕方ないのでしょうかね。とりあえず、リーグの中に小リーグが3つあることはわかりました。
 では、リーグ優勝はこの地区優勝を決めた3チームで試合をすればいいのではないのでしょうか、日本のクライマックスシリーズと同じように。そうすればポンポンと事が決まっていくのではないかと思うのですが・・。まあ、それも難しいのかもしれません。日本のクライマックスシリーズの場合はリーグ内の1位2位3位のチームがトーナメント(勝ち上がり)形式試合をしますので、1位のチームはシードというかアドバンテージというかその優勝チームという利点でクライマックスシリーズを勝ち残ったチームと日本シリーズ出場権をかけて試合をします。でも、アメリカ大リーグの場合はそれぞれが各地区で優勝してきたチームですので、そこにはアドバンテージ(利点)というものは存在しないのは当たり前かもしれませんね。

 で、ここからが本番です。しっかりついてきてくださいね。まず初めに、大リーグではレギュラーシーズンが終わってから最終的にアメリカ一(いち)を決めるための試合全体をプレーオフと言います。これはゴルフでも言いますので聞き慣れた言葉ですよね。そして、アメリカ一になるためには、各リーグからアメリカ一決定のための、最後に勝ち残った2チームでやる最終シリーズであるワールドシリーズ(WS)に出場するために、日本でいうリーグ優勝を勝ち取らなければなりません。このリーグ優勝を決める試合がリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)と言います。このLCSに出場できるのは各リーグ2チームずつですので全体で4チームということになります。リーグ優勝を決めるための試合には、日本のリーグ優勝を決めるクライマックスシリーズのように、最初に2チームが試合をして勝ったチームともう一つのチームが試合をするトーナメントが二つあります。一つのトーナメントは日本と同じく3チームで試合をします。ですので各リーグとも3チーム×2ですので6チームで両リーグ合わせると12チームです・・・あれ?地区優勝をした3チームが2リーグですから6チームですよね。・・・そうなんです。ここが面白いところなのですが、大リーグの場合は両リーグとも地区優勝したチーム3チームと、リーグ内(東西中3地区全部)で勝率が1位から3位の3チームがプレーオフに参加できるのです。ただ、勝率の方は地区優勝した3チーム以外でです。ということで両リーグとも6チームが争ってリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)に出場する2チームに入るように頑張ります。このLCSに勝ち残るために、勝率が1位と2位のチームが戦うワイルドカードシリーズ(WCS)、地区優勝しているチームの中で勝率が一番悪い(3位)チームとリーグ内の勝率が3位のチームが戦うWCSの2つのトーナメントで勝ったチームが、それぞれ地区優勝で勝率1位のチームと戦うでディビジョンシリーズ(DS)、地区優勝で勝率2位のチームと戦うDSがあります。このDSにで勝った方がリーグ優勝を決めるリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)に出場できるということです。
 分かりました?非常に分かり難いですよね。でもまあ、文字にするとこういうことです。一言でいうと、リーグ内の各地区優勝3チームと優勝チーム以外の勝率上位の3チームの合わせて6チームがリーグ優勝を決めてそのリーグ優勝したチーム同士で日本一ならぬアメリカ一を決めるということです。その試合が下位から順にワイルドカードシリーズ(WCS)、ディビジョンシリーズ(DS)、リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)、ワールドシリーズ(WS)という4つのシリーズで勝利チームを決めるということです。・・・ほんと複雑ですよね。書いていても疲れます。

 でも、なんとなく大リーグの優勝チームの決め方がわかりましたね。え、難しくてよくわからない?そういう人は2回若しくは3回くらい読み返してみてください。え、そんなのめんどくさいって。では、まあ「複雑だ」ということだけが分かったら良しとしましょう(笑)
 はい、今回は難しい難しいアメリカ大リーグの優勝の仕組みでした。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。

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