2025年9月8日週:地球温暖化について考える

 みなさんこんにちは。先日の台風15号は小さい勢力で大きさもそれほど大きくはなかったようですが、各地で被害が出ているようですね。中には台風の影響かどうかはわかりませんが、静岡県牧之原市では突風、というより竜巻が発生してしまい、倒木や電柱の倒壊、車両が横転したとか凄いことになっているそうです。亡くなった方はいらっしゃらないようですが、怪我をされた方もいるそうです。被害に遭われた方、災難でしたね。どうぞお気をつけください。・・・といっても自然災害は気を付けようと思ってもどうしようもないですから困ったもんですよね。
 このところ異常気象による自然災害が多いような気がするのは私だけでしょうか。今年の夏の暑さは数十年に1回と新聞に載っていましたが、去年も結構暑かったような気がします。感覚的には去年も今年も「暑(あつ) ~・・勘弁してくれ~」で、去年の場合は過去最高とか言われていましたが、今年も同じように「暑い暑い」です。結局、毎年々々気温が上がっていっているような気がします。そのため・・・そのためだと思うのですが、台風15号のように(他の台風もですが)、日本付近でくすぶっていた低気圧が台風になってしまうということが起きています。今まででしたら「フィリピン沖で発生した熱帯性低気圧は今夜遅くに台風になる見込みです」と、日本のはるか南で発生した台風の卵が何日かして台風に発達してから日本にやって来ていたのですが・・・。
 ちょっと話は逸れますが、みなさん台風とは何がどうなったら台風と呼ばれるのかご存じでしょうか。低気圧でも台風でも同じように風が吹いて雨が降って、どちらも来てほしくないものですが、これら二つには明確な違いがあったのです。というか台風には低気圧とは異なりきちんとした定義があったのです。よく「低気圧には目がなくて台風には目がある、目があるのが台風だ」という話を聞きますが、目がない台風もあります。いい機会ですので台風の定義について書いてみたいと思います。
 「熱帯の海上で発生する低気圧を『熱帯低気圧』と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s(34ノット、風力8)以上のものを『台風』と呼びます。(気象庁サイトより)」ということです。つまり、普通の低気圧が風速17メートル以上になって初めて台風と呼ばれるということです。今回の台風15号は風速18m/sでしたので小さい勢力ということになります。とはいっても、毎秒18mの風というのは物凄いものであることに違いはありません。1秒に18mということは1時間に64,800mですので時速になおすと64.8km/hです。つまり時速64.8km/hで走っている車の屋根の上にずっと立っている感じです。やっぱり台風は凄くて怖いものなんです。それと台風は風だけでなく多くの雨を持ってきます。台風15号も各地で大雨を降らせましたしね。
 異常気象による自然災害は日本近海で台風が発生するだけではないです。分かり難いかもしれませんが山火事なんかもそうですよね。今年1月に発生したロサンゼルスの山火事は大変でしたよね。全体で150㎢(平方キロメートル)を焼失してしまって死者も出てしまっています。2月に発生した岩手県大船渡市の山火事もえらいことでしたよね。最終的な焼失面積は33.7㎢(報道では3,370haとヘクタールで表現されていますがロサンゼルス山火事との比較のために平方キロメートルにしています)とロサンゼルスの山火事に比べると少なく感じますが狭い山国の日本です。33.7㎢はとても広いです。発生した大船渡市の10%に当たる面積です。これがあっという間に燃えて灰になってしまったのです。
 怖いですよね山火事は。・・・ではなく、山火事が起きる自然の環境が怖いのです。山火事は異常気象によって発生しているといっても言い過ぎではないようなのです。一般的に言われている山火事の出火原因はたき火や火入れ(野焼き)、放火、たばこといった人為的なもの、人が元になっていると言われています。その通りだと思います。雷が落ちてその火が元になるケースもあるようですが、殆どが人為的なものです・・直接の原因は。そう、直接の原因はです。最近の山火事は一度発生したらなかなか鎮火しないですよね。ロサンゼルスの時も岩手県の時も消防隊や消防団の方が一生懸命、ヘリコプターを使ったりして消そうとしていましたがなかなか消えませんでした。それは何故か。それは、空気が乾燥していて気温が高くて風が強かったからです。だからなかなか消えなかったんです。空気が乾燥していて気温が高くて風が強いって、今の日本、いや日本だけでなく世界じゅうでの地球温暖化によるものではないですか。地球全体が温暖化ガス、二酸化炭素に覆われて熱を地球の外に放出することができずにどんどん熱がこもってしまい、地球自体の温度が上がっていってしまって、南極の氷が解けたり、ロシアやカナダの永久凍土が解けたり、日本に猛暑をもたらしたりしています。
 地球温暖化って産業革命の時(1760年ごろ)から始まったそうですが、パリ協定では産業革命当時と比較して気温上昇を2℃以内に抑えるということが目標だそうです。感覚的にはそんなレベルではないと思うのですが・・・。正確にはわかりませんが、ググってみたら江戸時代の夏場の最高気温は27から28℃くらいだそうなのです。28℃ってビックリですよね。今だと冷夏とか寒い夏とか言われそうです。ついでに、今の日本の8月の最高気温の平均を調べてみました。気象庁のサイトを見てもよくわかりませんでしたが「天気ログ」さんのサイトに8月の東京の最高気温が各日にちごとに載っていましたのでその平均を出してみました。そうしたら、2024年(去年)が35.5℃、2025年(今年)が34.4℃でした(・・・意外でした。今年より去年の方が東京は暑かったんですね)。7℃も高くなっています。やっぱり28℃は今の夏からすると冷夏ですね。いやいやそういうことではなく、やっぱり「2℃」なんてもんじゃなくものすごく気温は上がっているということになります。ただ、私が不勉強で、この「産業革命当時と比較して気温上昇を2℃以内に抑える」ということの真の意味が理解できていませんので、ひょっとすると平均気温というのは夏場だけでなく冬場も通した1年の平均気温のことかもしれませんし、どこかの観測地点が指定されてあってその地点の平均かもしれません。ですので江戸、東京の夏場の最高気温が産業革命時代と比較して7℃も高くなっているからと言って「2℃どころではないではないか!」とは言いきれせん(・・・うーん、確かに)。

 で、結局私は何が言いたのでしょうか。うーん、多分私はこの地球温暖化に対して早く何とかしないといけないと言うことを言いたいのだと思います。・・・「何とか」ってどうやって?という自分もいるため「何とかしよう」という明確な思いが浮かんでこないため、奥歯にものが挟まったような言い方になっているのかもしれません。でも、どこかの国の大統領のように地球温暖化は「いかさま(インチキ)」と言って、そんなの関係ねーとパリ協定を脱退してしまったり、「掘って掘って掘りまくれ」と温暖化ガスの発生のもとになる化石燃料の増産を指示したりするようなことはやってはいけないと思うのです。少なくとも地球温暖化に対して色々な国の偉い学者さんたちが集まって指針とか行動目標とか指標を作ったわけですから、たとえ大統領といえども勝手気ままにやってはいけないのではないかと思います。これ以上日本が、これ以上地球が壊れないためにも早くできることをやってほしいです。是非是非宜しくお願いします。大統領さん、他の国の偉いさんも。

 はい、今回はいつも「暑いですね」だけで終わっていますのでその暑さについて考えてみました。・・・多分こう言ったことは私の頭の中にいつもあることですので、またいつか同じようなことを書いてしまうかもしれませんが、その際にも心を広く大きく持って受け止めてくださいね。
 それでは次回もこうご期待です。さようなら。

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