みなさん、こんにちは。今シーズンの東北地方は大変ですね。雪が降る前は熊に襲われて怪我をする方がいて、それどころか亡くなる方も一人や二人ではなく沢山の方が亡くなられました。とても大変な思いをされたと思ったら、先日は大雪でまた大変な思いをされていました。東北地方ではありませんが鳥取でも雪は降りますので雪の大変さはよく知っています。特に雪が降って少し温度が上がった時は雪が重くなって雪かきがとても大変になります。雪かきの大変さだけでなく、屋根からの雪で亡くなった方もおられたようです。お悔みとお見舞いを申し上げます。
と、話は変わりますが最近我が家に家族が増えました。と言っても赤ちゃんが生まれたということではありません・・・って、孫がいるこの歳で赤ちゃんが出来るわけないですよね。人間の赤ちゃんではありません。猫です。しかも赤ちゃんではなく人間でいうと35歳前後の普通の大人の猫です。
実はこの猫、娘夫婦が飼っていた猫でして4年ほど前に一度うちで預かっていたことがありました。その当時書いたコラムの一部にその猫とのことが書いてありました。丁度よいですのでちょっと読んでみてください。
◆4年前のこと
最近、ひょんなことから猫を飼う事になりました。飼うというよりも預かっているといった方が良いかもしれません・・・まあ、うちにいます。薄黄色地に茶色の線が入った虎猫です。歳は8ヶ月だったと思います。名前は「Petit Pouet」と言います。読み方は・・分かりません。「ぷへー・ぽほゎー」のような感じだったと思います。でも、私と家内はそんな発音できませんので「プッチー」と読んでいます。少し前はPetit Pouet(発音不能)と呼ばれないと返事をしなかったのですが、最近はプッチーと呼ぶとこちらを振り返るようになりました。それどころか機嫌の良い時は「ニャー」と返事もします。
私は、猫というのは「孤独を好んで、自分勝手でわがままで、気の向いた時にしか相手に合わさない」ものだと思っていました。たぶんこの感覚は私だけではないと思います。
例えば犬です。犬というのは社交的(犬でもこんな表現するのかな)で、自分の大好きな人のためだったら何でもしますし、その人が来たらその人のそばに居たいからだと思うのですが、その人の言う事は聞きますし(時と場合によりますが)、その人が全てだと思うのです。その人に会いたくて仕方なかった時には、喜んで嬉しくて楽しくて堪らなくて、尻尾を振って飛びついて来ます。それだけでなく、その人の周りをぐるぐる周ったり飛び跳ねたりと、体中で嬉しさ楽しさを表現します。或いは、その人が遠くに出かけて行く時には(動物にもその人が出かけてしまう事が分かるようですね)、ワンワン吠えて、まるで「俺も連れてけー!おーい!聞いてるのかー!」と体全体を使って表現をします。
ところが、猫というのはこれをしません。本人(本猫?)から近づいてくる事は無いですし、飛びついてくる事など絶対にありません。いつも背中を丸くして薄目で寛いでいるか、丸まって寝ているかです。まあ、たまには運動がしたいらしくて、2階への階段を駆け上がったり、キャットタワーを上がったり下りたりはしていますが、それでも私たちと何かしたいというのではありません。その人が遠くに出かけて行く時でも、犬と違って「おーい!俺も連れてけー!!」などと表現する事はありません。せいぜい、1階と2階を行ったり来たりする程度です・・置いていかれるという焦りからでしょうか・・。そして最後には諦めて、物陰から頭だけを出して玄関先を恨めしそうに見ているくらいです。そしてその人が帰ってきたら、嬉しそうな顔かどうかは分かりませんが、しっぽを立てて体を擦り寄せて来ます。「ニャー」と小さい声で話しかけてきながら。
と、こんな感じでした。この当時の歳は8カ月ですからまだまだ赤ちゃんです。人間でいうと2歳くらいだそうですので、好奇心旺盛で何でもかんでも気になったものは自身で確かめたりしていました。例えば、キッチンに何かがあると飛び乗ってそれが何なのかを確認して場合によっては口にしたりして家内に怒られていました。それと赤ちゃんですから兎に角遊びたいんです。よく家内と二人で・・一人と一匹で階段を上がったり下りたりを繰り返していました。
◆改めて家族になりました
そんなプッチーが改めて我が家の一員になったのは1月の中旬頃でした。大阪に住んでいる娘から、引っ越しをすることになったが引っ越し先はペットお断りのところだからお父さんたちがプッチーの面倒を見てくれないかということでした。いつもは家内と二人きりですし、別に誰に気兼ねをする必要もありませんので断る理由はありませんでした。
プッチーを連れに行った時、娘たちの部屋を後にして車の中にいるプッチーは猫のキャリーバックの中にいました。寂しさからなのかそれとも狭いところが嫌なのか、出発してからずっと「ナーオ」「ナーオ」と泣いていました。「ニャーニャー」ではないんです。「ナーオ」なんです。なんだか「どこに連れて行くの、助けて」と言っているように感じました。鳴くのではなく泣いているように感じました。その都度私と家内は「大丈夫」「大丈夫」と声をかけていました。
1時間くらい経った頃でしょうか、泣き止みました。諦めたのでしょうかそれとも私たち夫婦のことを思い出したのでしょうか、泣き止んでくれました。それからしばらくしてうちに着いた頃にはすっかりおとなしくなっていました。娘のところで使っていたトイレを設置してトイレの場所を覚えさせると、安心したようでゆっくりと落ち着いていることが分かるようになりました。
うちでは毎朝出かけるときは「プッチーいってくるぞ(私)」「プッチー行ってくるね(家内)」と言って出かけていきます。するとプッチーは目を細めて、小さい声で「ニャー」と言います。たぶん、「うん、早く帰って来てね」と言っているのだと思います。帰った時には「プッチー帰ったぞ(私)」「プッチーただいま(家内)」と言います。すると小さい声で「ニャー」と言います。たぶん、「お帰り、待ってたよ」と言っていると思います。たまに帰りが遅くなると、声をかけても返事をしないでじっとこちらを睨んでいます。まるで「こんな遅くまで何をしていたの?」と言わんばかりに。こんな時は手を近づけても体を後ろに反らします。なんだか「触らないで」と言っているように感じます。まあ、機嫌はすぐに良くなって体を摺り寄せてくるのですが・・・。
椅子に腰かけている私のももに前足をついて立ち上がり、丸い瞳をこちらに向けて甘えた声で「ニャー(膝に抱いてほしいな)」という事がよくあります。そんな時「今ちょっと忙しいからダメだ。また後で遊んでやるからちょっと待っとけ」というと、「チェ」と小さく声に出して・・たぶん・・残念そうな顔をして家内の方に行きます。家内も忙しくて、でも「ちょっと待ってね」と優しい声をだすと、プッチーは「こっちもダメか」と家内が座っていた椅子に飛び上がって一人で・・一猫で・・丸くなっています。
今は寒いですので、リビングから廊下に行く戸は閉めているのですが、おしっこがしたくなると戸の前に行ってこちらを振り返って「ニャー」と言います。「分かったわかった、ちょっと待て」と言いながら戸を開けると一目散にトイレがある2階に向かって階段を駆け上がっていきます。そして、すこしするとまた「開けてくれニャー」と言います。
不思議なのですが、こちらの言っていることを分かっているようなのです。猫が人間の言葉を理解しているは思いませんが、こちらが何を言いていのかは分かっているようなのです。逆にプッチーが言いたいことは何となくわかる気がします。うちに来てまだ2週間ほどなのですが、本当にそう思います。やっぱり4年前に一緒に暮らしていたからなのでしょうか。
うちに来て初めの頃は、寂しいせいか寒いせいか、夜中に布団の中に入ってきたりもしましたが、今は自分のお気に入りのベッド・・鎌倉のような寝床です・・で丸まって寝ています。自分の居場所ができて安心して過ごしているようです。遊んでやれる時でも遊んでやれない時でも普通にそこにプッチーがいます。空気のような感じで。プッチーようこそわが家へ。
はい、新しい改めて家族の一員になったプッチーの話でした。それでは次回も乞うご期待です。さようなら。